29日、日本共産党の曽根はじめ都議を迎えて、「都議選結果から築地を語る集い」を行いました。

 

講演する曽根はじめ都議会議員

 
曽根都議は、今回の都議会議員選挙で、北区で自民党の幹事長だった候補者に競り勝った選挙戦の様相、まちの声、選挙後の状況などを紹介し、最大の争点だった築地市場「移転」問題で、今後の展望についてお話しされました。
 
参加者から「知事が築地移転の基本方針を出したがそれで決まりなのか」
という質問が出されましたが、曽根都議は「都知事の基本方針については選挙直前に発表されて、都議会としてその内容の報告も受けていない。まずは都知事がきちんと議会に対して説明し、それについて各党が意見を出して審議するのが最初の手続き。日本共産党都議団は、新しい議会で、市場問題の特別委員会の設置と百条委員会の再開を求めています。」と答えました。
 
「豊洲市場」は無害化ができていない上、建物自体も市場としての機能に様々な問題が指摘されており、これから追加工事の必要があるという欠陥市場です。
一方「築地は守る」といっても、全部壊して民間に再開発をゆだね、5年後に戻りたい仲卸の方はどうぞなどという構想は、卸と仲卸を切り離し市場としてはありえない話です。
 
まずは8月に行われる都議会臨時会で、都知事の所信表明を求め、これからも、「築地市場移転はきっぱり中止、営業しながら現在地で再整備は可能」ということを示してがんばっていこうと確認しあいました。