現在、区内には公衆浴場が9カ所(京橋4・日本橋2・月島3)ありますが、その内、「確保浴場」の指定をうけているのが、銀座湯、勝どき湯、「公設浴場」が「銀座湯(昭和50(1975)年 都が建設→1980年区に移管)」「入船湯 (平成2(1990)年 民間ビル内に開設)」「十思湯(平成26(2014)年 十思スクエア別館内に開設)」の3カ所です。

 

先日、日本共産党新宿区議団の5名の方々が、公設浴場について話を聞きたいと中央区議団に見え、懇談しました。

 

新宿区でも公衆浴場の廃業がつづき、存続のために区に公設浴場の開設などを求めているそうですが、中央区で3年前に開設された十思湯について参考にしたいとのことで、開設までの経過などについてお話をしました。

 

  

      十思スクエア本館入り口       小規模特養ホーム・十思湯などがある別館

 

  

別館入り口               十思湯入口

 

日本橋の地域では、2007年に公衆浴場が世界湯1つだけになってしまい、銭湯利用者や町会連合会からも入浴施設をつくって欲しいという要望が出されていました。

あわせて、私も何度も議会で質問しましたが、かねてから「日本橋にも特養ホームを」という声と運動が広がり、十思スクエアに「小規模特養等複合施設」を整備することになり、2010年にその検討協議会で特養ホームだけでなく「入浴施設」の併設を検討することになりました。

はじめはスーパー銭湯でどうかということでしたが、区内全体の浴場経営に影響を及ぼすため通常の公衆浴場とすることになり、2011年設計~2012年埋蔵文化財調査・建設工事~2014年6月別館竣工となりました。

 

十思湯は、年間で約4万人、一日平均130人くらいの利用があるそうです。

他区から参考にしたいという話から、中央区の「公設浴場」の優れた面を再認識しました。