東京駅前の八重洲にある区立城東小学校は、巨大オフィスビルの再開発の中に取り込んで小学校を改築する計画がすすんでいます。
小学校を種地として、六本木ヒルズより高いビルを建てる再開発計画。日本初のビルの中の小学校計画、教育環境としてどうなのか、おおいに疑問です。
工事期間も通常の学校改築なら約2年ですが、巨大開発のため、5年間はどこかに仮校舎を確保して工事することになります。
そこで、区が考えた出した建替え案は、茅場町にある坂本小学校も一緒に建替えて、隣接の坂本町公園に2校分の仮校舎をつくって工事をするという計画案です。
保護者や地元の町会への説明会が、12月6日から順次行われる予定です。
城東小学校は昭和4年、坂本小学校は昭和3年に建設された、関東大震災後の「復興小学校」で、現存する数少ない貴重な学校建築です。
地元や学校関係者、PTAや当事者である児童の声も尊重して、どういう学校が求められているのか、よく話し合い、検討していくことが大切だと思います。
私は、超高層ビルの中の学校でいいのか、根本的な検討も必要だと考えています。