まちでは「アベノミクスといっても景気がよくなった実感はない」という声が溢れています。昨日も「小栗さん、景気良くしてくださいよ」と頼まれてしまいましたが、景気回復の鍵は?
「①4月からの消費税増税を止めること、②労働者の賃金を上げること、③歪んだ税制を正して福祉を充実させること」…と訴えています。「いまから増税をやめるって無理じゃない?」という声もありますが、「声を上げることが大事です」と署名をお願いして回っています。

14日の「しんぶん赤旗」は
…資本金10億円以上の大企業が保有する内部留保が、前年度比で5兆円増の272兆円(2012年度)に達することが全労連・労働運動総合研究所(労働総研)の調べでわかりました。大企業が内部留保を着実に積み増す一方で、民間企業労働者の年間平均賃金は、賃金のピーク時に比べ約60万円も減っています。…
と一面で報道しています。

…大企業は、法人税の引き下げや租税特別措置による減免という優遇策の恩恵を受けつつ、定期給与の抑制や非正規雇用化など労働者に犠牲を強いることで、内部留保を増やし、1997年度の約142兆円と比べると約130兆円も増やしています。(金融、保険を除く約5000社が対象)
これに対して民間企業労働者の年間平均賃金は、賃金のピークだった1997年の約467万円から、2012年には約408万円と約60万円も減っています。…

日本共産党の試算では、内部留保の1%程度を取り崩せば、8割の企業で月額1万円の賃上げができます。(500億円以上の内部留保を持っている約700の大企業グループ)

日本共産党は、政府として賃上げ目標をしっかりもち、賃上げ政策をすすめることを求めています。
140114 H
しんぶん赤旗1/14より