沖縄県の仲井真弘多(なかいまひろかず)知事が27日、米海兵隊普天間基地(同県宜野湾市)「移設」に伴う名護市辺野古の公有水面埋め立て申請を承認してしまいました。
2010年の知事選で普天間基地の「県外移設」を公約していたのに、アメリカや日本政府の「圧力」に屈して、オール沖縄の声を踏みにじった姿勢は許せません。

知事は読み上げたコメントで、「所要の審査を行った結果、現段階で取り得る環境保全措置が講じられている」ことを承認の理由にあげ、同時に、政府が提示した「沖縄振興策」に対して、「安倍内閣の沖縄に対する思いが、かつてのどの内閣にも増して強い」と絶賛したそうです。
加えて、「基地負担軽減策」についても、「(政府が)米国と交渉をまとめるという強い姿勢を示した」と絶賛しました。しかし、安倍晋三首相は「普天間基地の5年以内運用停止」という要望について、具体的な回答は一切行っていません。(しんぶん赤旗12/28)

「沖縄県民は屈しない!」と抗議の声や運動が湧き上がっています。「名護市長選で辺野古基地反対を貫く稲嶺ススム市長を勝利させ、日米両政府に県民の総意を示そう」という声が広がっています。沖縄に連帯して、米軍基地撤去の運動をすすめましょう。

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