安倍内閣が国会に提出した「特定秘密保護法案」。
この法案の恐ろしさは、国民から見て「何が秘密かも秘密」になり、自分が接した情報が「特定秘密」かどうかわからないまま処罰されることです。
国会の調査権も制限され、国会議員が「秘密会で知った秘密」を自分の所属する政党に持ち帰って議論することも、情報を漏らしたとして処罰を受けることになり、行政と官僚が国会を監視下に置くようになってしまいます。

「秘密保護法」に先行して審議がすすめられているのが「国家安全保障会議(日本版NSC)設置法案」。
25日の衆院本会議で審議入りし、質問に立った日本共産党の赤嶺政賢議員は、「各国と機密情報を共有する」という安倍晋三首相に対し、イラク戦争でアメリカからの大量破壊兵器の脅威というウソの機密情報を自民党政府がうのみにして、開戦を支持し、自衛隊を派兵したことをわすれてはならない、「外国の機密情報に依拠し、国の進路を誤らせることがあってはならない」と強調しました。
また、首相が「NSCと一体で秘密保護法が必要だ」というのは、「真実を国民に隠して、軍事同盟を強化するものだ」と厳しく批判しました。

$[マロンレポート] おぐり智恵子の活動日誌-131026
日本版NSC設置法案について質問する赤嶺議員(しんぶん赤旗10/26)

「日本版NSC」を設置し、「秘密保護法」で国民や国会に秘密にして、日本政府がアメリカと「海外で戦争する」準備をすすめていてもわからなくする、こんな危険な法案は廃案にするしかありません!

詳しくは
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-10-26/2013102601_03_1.html