みずほ銀行が暴力団に融資をしていた問題がクローズアップされています。

みずほ銀行の岡部俊胤(としつぐ)副頭取は4日の記者会見で、暴力団員ら反社会的勢力に融資していた問題について、約230件、約2億円すべての案件を信販会社・オリエントコーポレーション(オリコ)が仲介していたことを明らかにしました。オリコはみずほフィナンシャルグループが24・6%の株式を保有するグループ会社です。

 みずほ銀行は2010年12月に暴力団員への融資が存在することを把握しながら、12年12月に金融庁の立ち入り検査で指摘を受けるまで問題を隠ぺい。同行の経営会議やコンプライアンス(法令順守)会議にもかけず、法令順守の担当役員の段階に問題をとどめていました。9月27日にはこの問題で金融庁から業務改善命令を受けています。(しんぶん赤旗5日付)

私は、4日の決算特別委員会で、中央区の指定金融機関の代表でもあるみずほ銀行の今回の問題に対して、区としてペナルティをどう考えているのか質問しました。区は具体的な対応はまだ考えていない様子でした。
テレビドラマ半沢直樹が話題になりましたが、上司にたてついてでも銀行員としての誇りを守るヒーローは、みずほ銀行にはいなかったのでしょうか。