ハロー!?ゴースト 【暴言だらけの映画の感想】
原題:HELLO GHOST
上映時間:111分
監督:キム・ヨンタク
音楽:キム・ジュンソク
脚本:キム・ヨンタク
字幕翻訳:福留友子
配給元:ツイン
主演:チャ・テヒョン(カン・サンマン)
コ・チャンソク(ヘビースモーカーゴースト)
チャン・ヨンナム(泣き女ゴースト)
イ・ムンス(エロじじぃゴースト)
チョン・ボグン(食いしん坊ゴースト)
カン・イェウォン(ヨンス)
etc
ストーリー
仕事も首になり何もかもいやになったサンマン(チャ・テヒョン)は、何度も自殺をするが、うまく死ねない。そして投身自殺を試みたが、気がつけば病院のベッドにいた。しかしなぜか、個性のあるゴーストたちが現れ、取り付かれてしまうのだった。
この話のベースとしては、自殺大国の韓国が自殺という闇を、それに潜む孤独をコメディータッチに描き暗さを笑いに変える。そして生きることへ希望や幸せに感じられるようになるのだ。
まず、私は韓国系ドラマが苦手。なので大好きな人にとっては気を悪くすることは書きます。この作品は、基本的には、ラブコメディーになっている。あるときを境に途端にトーンが変わるのだが、そこまで辛かった。そこから号泣ゾーンになるのだが、問題はそこまで耐えられるかということ。寝はしなかったし、怒りも込み上げてこなかったが、辛かった。ただし、韓流好きにはたまらない雰囲気や、展開などてんこ盛りだったと思います。喜んでみているお客さんは多くいました。笑いを取りつつラブロマンスがあるのですが、どうやったら、気持ちが動いたのか、正直理解に苦しんだ。コメディーなんだから細かいところ考えるなと思うかもしれない。確かにいいところもある。だが、もし、彼にゴーストが乗り移っているのを知らないとすると、精神的に受け付けない行動ばかり目立つ。つーか、素直に書けばキモチ悪い。まぁこの辺のノリなどが韓流なのでしょうか、ストーリーはよかったが、テンポやノリはやっぱり私は受け付けませんでした。
また、泣き女ゴーストは1973年生まれのチャン・ヨンナムがしており、主人公のチャ・ッテヒョンは、1976年生まれ。設定上では、もっと年齢差があるのかもしれないが、見た目的に同年代見えてしまい、テヒョンがヨンナムのことを、おばちゃんというのに違和感がある。大の大人が女性に対して、おばちゃんはないだろうと。まぁ社交辞令でもおねえさんと呼びな!!と何度心の中でつぶやいたか。
さて、ここまで散々文句を書きましたが、では、私にとっての駄作かと言えば違う。最初に書いたようにトーンが変わった後から全ての伏線がつながり素晴らしかった。今までの不満点を吹き飛ばすほどに。合わないところも多々あったが全体を通せばこの映画の評価が高いのもうなずけます。泣くまいと思ったが泣いた。
また、この作品は、ハリウッドでのリメイクが決めており、わかっているとは思うが、私としてはそっちが楽しみです。ただし、これに近いストーリーのハリウッドがある気がするんですが、それとどう差別化をするのか。
結論
韓流が苦手ではない人ならば、お勧めかと思います。