ウォッチメン WATCHMEN | まろんぱんのあれ

ウォッチメン WATCHMEN

監督:ザック・スナイダー
製作総指揮:ハーバート・W・ゲインズ 、トーマス・タル
原作:デイヴ・ギボンズ
脚本:デヴィッド・ヘイター 、アレックス・ツェー
音楽:タイラー・ベイツ
主演:マリン・アッカーマン(ローリー・ジュスペクツィク(シルク・スペクター))、ビリー・クラダップ(ジョン・オスターマン(DR.マンハッタン))、マシュー・グード(エイドリアン・ヴェイト(オジマンディアス))、カーラ・グギーノ(サリー・ジュピター(初代シルク・スペクター))、ジャッキー・アール・ヘイリー(ウォルター・コバックス(ロールシャッハ))、ジェフリー・ディーン・モーガン(エドワード・ブレイク(コメディアン))、パトリック・ウィルソン(ダン・ドライバーグ(ナイトオウル))、スティーヴン・マクハティ(ホリス・メイソン(初代ナイトオウル))、マット・フルーワー(エドガー・ジャコビ(モーロック))、ローラ・メネル(ジェイニー・スレイター)/etc


ストーリー
 アメリカン・コミック分野で人気「ウォッチメン」を実写映画化したもの。実在する歴史舞台の裏には、スーパーヒーローが活躍していたのだ。初代ヒーローグループがミニッツメン。そして解散後、新たに結成されたのが2代目ウォッチメン。しかし1977年の発動したキーン条例により違法化されてしまいます。また現代との歴史的な大きな違いは、ヒーロー達のおかげで、ベトナム戦争に勝利をしているところ。そして時は1980年代、アメリカとソ連は冷戦真只中。いつ核戦争が起こってもおかしくない。そんな中、初代ミニットメンのメンバーであったコメディアン(ジェフリー・ディーン・モーガン)が転落死します。これは何かの陰謀ではないかと、ロールシャッハ(ジャッキー・アール・ヘイリー)は独自に調査を始めていく。。

まろんぱんのあれ-ウォッチメン



 まず、これはダークなアメコミそのもの。ダークすぎてR-15くらっています。確かに内容的にも暗すぎます。スーパーヒーローというよりコスプレ集団みたいなもので、Dr.マンハッタン以外は、通常の人間です。最近で言えば、ダークなアメコミでヒットしたのは、ダークナイト(バットマン)ですが、それと比べてももちろん暗い。本当にヒーローなのか?って思うほど暗い。そして残虐。例えば、コメディアンの子を身ごもった現地人が詰め寄ってきたが、そのまま妊婦を射殺。これでもヒーローですよ?で、この映画の話は難しい。アメリカのダークヒーローなどについて哲学的に言っていたり、またそれぞれ苦渋するヒーローたち。とうか、あまりヒーローの活躍は描かれておらず、ほぼ非道な事ばかり。とうかね、それぞれのヒーローの過去などを踏まえて色々描くのはよいが163分ではちょいきつい。長いようで短いのです。内容を詰め込みすぎのためか、ついてこれなくなること多し。なので、もし見られるとしたら最低でも、ミニットメン、ウォッチメンのヒーローについてWikipedia(あらすじにほぼ同じストーリーが書いてあるので絶対に読まれないことをお奨めします。)でも見て学習してからの方がよいです。アメリカコミック好きならば問題ないと思いますが、それ以外な方には厳しいかと。(まぁ好きならば映画前に読んでいるとは思いますが)まぁ最後の方は案外予想のできる範囲に落ち着きましたが。しかしこの原作の漫画は1986年から出版されています。この漫画がどれだけその後の産業に影響を与えたか、これと同じような展開を真似したか、そうったことを思いながら見るのも悪くないかもしれません。原作に忠実であり、CGもものすごく綺麗なのでその辺はとても評価できました。


 ていかね。あれですよ。CMとか見ると、おぉ、どうやって実在の歴史に彼らがかかわったのか?って気になるような感じでしたが、その辺ほとんど触れられていない。とてーーも残念。上にも書きましたがほとんどがヒーローたちの苦渋ばかり。そこがとっても残念。宣伝から受けた印象とはまったく違いました。なのでそこ頼りだと痛い目みる可能性大。つーかね、歴史の後ろに実は!!的な話は、ゴルゴ13で十分です。あぁ十分ですよ。まぁこれもアニメ化もそうでしたが漫画以外の母体となるとどうも、政治がらみや歴史系の話がカットされる。なのでそこをどううまくどう調理するか、ウォッチメンには期待していたのですが、肩すかし食らった感じです。


 とうかね、私的な一番の問題は、失礼だが正直に書かせてもらえば、ヒーローの名前を語るくせに、かっこええ人ほとんどでてないよ?なんで、こんなにおっさん系ばかり?もうちょっとね、きゃぴきゃぴしたねーちゃんでもだせないのか?まぁね、話が暗いからしょうがない。が、あまりにも陰湿な感じのね。未亡人系の妻でもよかったのに。それがばばーだと。もうね、だめです。この際、話はどうでもいいけど(いいのか?)とりあえず、見た目だけでも、かっこよくないと。許しません。例え、裸のピーをCGで出そうとも許しません。というか、これはむしろ苛立ちが。もうね、R15どころの騒ぎではないっすよ。


結論
映倫管理委員会が何をしているのか問いただしたい。あれは芸実だったのかと。