闇の子供たち | まろんぱんのあれ

闇の子供たち

監督:阪本順治
原作:梁石日
音楽:岩代太郎
キャスト:江口洋介(南部浩行)/宮崎あおい(音羽恵子)/妻夫木聡(与田博明)/プラパドン・スワンバーン(チット)/プライマー・ラッチャタ(ナパポーン)/豊原功補(清水哲夫)/鈴木砂羽(梶川みね子)/塩見三省佐藤浩市(梶川克仁)/etc


ストーリー
 恵子(宮崎あおい)は、ボランティアをするため、タイのバンコクの福祉センターに赴任した。そこでスラム街の実態を知ることになる。お金を得る為に売られていく子供たち。その子供たち児童性愛者の犠牲になっているのではと調査を始める。同じ頃、日本新聞記者のバンコク支局駐在の南部(江口洋介)は、本社より、タイの肝臓密売の調査の依頼をうける。そして人身売買された子供たちが犠牲になっていることを突き止める。証拠をつかむため、大学の後輩だった恵子とも連携を取りさらに調査を進める。


まろんぱんのあれ-闇の子供たち



 話的にかなり暗い。またフィクションですが、実際にあってもおかしくない内容のためか、その辺りの誤解を招くことはあるかもしれません。この映画版は、子供の肝臓売買にターゲットを絞っており、オリジナルの小説版は、幼児売春について多く書かれております。全体の話の流れなどはほぼ同じになっておりますが、どちらかといえば、映画の方がまだ救いようのある話かなと思います。終わり方については、両者は異なっています。そのためか、南部の設定が異なっており、いかがなものかと思いました。小説のほうはあまりにも幼児売春について細かい描写があり、気分が悪くなりました。


 現在日本では、15歳未満の子供には臓器移植はできません。子供が臓器移植をしなければ助からない場合は、海外に行かないといけません。しかし最近外国では、外国人に対する臓器移植を規制する方向に動いております。臓器移植について海外に頼りっぱなしの日本では、厳しくなると懸念されています。この映画を見ても何も解決しません。明るいことさえありません。しかし気分が悪くなったとしても、まずはそういったことを考えさせることが大事なんではないでしょうか。


 とうかですね、出演してますよ。えぇしてますとも、妻夫様。たぶん、これ目当てで、見たい人もいるかもしれません。が、言ちゃいます、いや書いちゃいます。ほぼちょい役。あまり出てきません。残念ながらこれはあまり期待できません。まぁ宮崎あおいさんは、もちろんがんがんでてきます。かなり正義漢まるだしです。逆に正義漢まるだし過ぎて、うざくなることも少々。まぁ純情を売りみたいにしてる彼女にとってはぴったんこな役なんじゃないでしょーかと。南部役の江口洋介は、小説とは違いほぼ主人公なんでがんがんがんばります、がんばって発行部数を伸ばそうとがんばりますとも。相変わらず渋くてセクシーですから、許しますとも。


結論
タイですが、TOYOTA車でまくりです。さすが、日本車、日本映画。

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