チェンジリング | まろんぱんのあれ

チェンジリング

監督:クリント・イーストウッド
製作総指揮:ティム・ムーア 、ジム・ウィテカー
音楽:クリント・イーストウッド
脚本:J・マイケル・ストラジンスキー
キャスト:アンジェリーナ・ジョリー(クリスティン・コリンズ)/ジョン・マルコヴィッチ/(グスタヴ・ブリーグレブ牧師)/ジェフリー・ドノヴァン(J・J・ジョーンズ警部)/コルム・フィオール(ジェームズ・E・デイヴィス警察本部長)/ジェイソン・バトラー・ハーナー (ゴードン・ノースコット)


ストーリー

 1928年、クリスティン・コリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)は、9歳の息子ウォルターとロサンゼルス郊外に暮らしていた。父親は責任を負えなく出て行っただけよ。と寂しがるウォルターに心配させまいと言い、電話会社に勤め多忙ながら息子の成長を楽しみに日々過ごすシングルマザーだった。そんなある日、急遽休日出勤をするはめになり、しぶしぶウォルターを自宅に一人残し仕事に出かけた。夕方急いで自宅に帰ってきたがそこには、ウォルターの姿はなかった。そして5ヵ月後、息子が見つかったと警察より報告を受け迎えにいく。しかしそこにいた子供は明らかに自分の子供ではなかった。本当の自分の子供はどこに行ったのか。息子を求め、どんな逆境にも権力にも屈せず探していく。。

の後ろは多少ネタバレが含まれるため、白文字にて隠してあります。もし読む場合は、マウスで選択してください。


まろんぱんのあれ-チェンジリング


* 少年を何十人も拉致しては殺したゴードン・ノースコットの共犯者サンフォードが、ウォルターも拉致したと自供した事により、このコリンズ事件と、ノースコット事件が絡み合い、警察の汚職や隠蔽が明るみになっていく話。

 キャッチコピーは、ある日突然、消えた息子。5ヶ月後に帰ってきた彼は別人だった。1928年、ロサンゼルス。魂で泣く本当にあった物語。っていうのを売りにしていますが、物語のベースは確かに真実ですが。うーーーん、うーーーん、女性ひいては、母親の力強さがとても印象的でそれを、強調するためか、本来事実であるべき共犯者* (ノースコットは、母親サラ・ノースコットと従弟のサンフォード・クラークと一緒に住んでおり事件も共謀していた。この映画では母親の共犯者サラについて一切触れられていなかった。母親愛について強く書かれているのでマイナスの母親を入れたくなかったのではないでしょうか。) について、述べられていなかったりしてね。うーん、どうなんでしょうか。逆にそういった大事な部分での脚色があるとすべて嘘っぽく感じてしまうのは私だけなんでしょうかね。真実だから泣けるとか、正直どーでもいいじゃないでしょうか。実話を売りにする以上、こういった脚色の方がひいちゃいます。ようは、実話をベースにして登場人物もなるべくその当時の名前にした映画であってすべてが事実ではないということです。

 

 アンジェリーナ・ジョリー演じるコリンズは、仕事のできるシングルマザーのキャリアウーマン。今では珍しくないかもしれませんが、80年前の時代背景を考えとどんだけ気の強い女性だったのかと思った。もうこの設定だけでなんでも立ち向かいそうな気がしてならない。今作はアクションもなくほぼ色気などもありません。息子思いの強い知的な女性を演じております。この主人公はとても頭がよく知的なところが他の母親との違い、また普通に考えれば、発狂しそうな中を冷静で的確に対処をしていきます。その辺りがとても彼女と役柄が合っていると思います。私が彼女の演技の中で気に入っているところは、 「Did you kill my son?」と何度も何度も言い、ノースコットに問い詰めているシーンです。演技以上な物が感じられ鬼気迫るものがあります。どんなときでもあまり怒らなかった彼女が唯一切れたシーン。私が感動したのは、病院にいたキャロル・デクスター(エイミー・ライアン)とのやり取りでした。でるときのお互いの無言のやり取りに会話以上な物がこめられており、ほろっときました。また当時を再現するため、化粧や格好も合わせてあるので、外出時に関してはあまりいいとは思わなかった。まぁでも好きな人は好きだとは思います。

 とても忠実に当時の町並みを再現しています。(知らないけど)
まぁ映画評論家とか映画好きという方には高い評価得るんじゃないでしょうか。


 てかびっくり、警察が医者をコリンズ宅に訪問させるのですが、その医者が、角野卓造そっくり。いやいや、たぶん、あれです。この映画は女性視点なんでたぶん、角野卓造を真似た近藤春菜ですね。いやー、とうとうハリウッドデビューも果たしたと思うとすごいぜ、すごすぎるぜ。グッド!

まろんぱんのあれ-医者

結論
母親の力強さを強調する映画。

人気ブログランキングへ