言葉は、一冊の本を通じ、「投資とは、世の中を良くしようとする企業に翼を授ける応援歌である」ことを知る。

ーー「叔父さん、ギャンブルをしているの?」

「投資」をしていると聞いて、反射的にそう言ってしまった……。

これまで叔父さんがしてきたことを「浪費」や「博打」と決めつけていた自分に、小さな罪悪感が芽生える。

「叔父さんに謝ろう」

言葉はスマホの番号を押した。

「もしもし?『世界投資家列伝』読んだよ。
世界の有名投資家はみんな真面目で共感できた。投資は、自分が応援したい企業に出資することなんだって、よく分かった。

ギャンブルなんて言ってごめんなさい。

あと、よかったら他にもおすすめの本教えてください。」



「読んでくれてありがとう。僕も言葉が投資に共感してくれて嬉しいよ。ちょうど良かった。今本の整理を始めたんだ。明日、僕の家に取りにおいで。」

翌日、隣町にある叔父の家に向かった。


「どうだい?一緒にカフェをやるになった?」

「それとこれとは別だと思う。

叔父さん、投資は応援なの。ただのお金儲けじゃないのよ。」