基本的には製品をバラして塗り替えただけの、素組みならぬ素塗りです。我が家の16番の三等車では初の半ツヤクリアをかけてみましたが、ぶどう色1号とよくマッチしています。オハ35軍団も、一部レタリングを修正のうえ、クリアを吹いておこうと思います。
屋根はN時代から愛用しているクレオス40:ジャーマングレーをベースに、つや消し黒やら、ウッドブラウンやらを混ぜでより色調を落としてから吹き付けました。やや遠くから吹き付けることで、キャンバス屋根特有のザラつきを表現しています。
ベンチレーターは、今までは屋根よりやや明るいグレーで塗っていたものの、昭和31年の国鉄の色見本(数年前のTMSに掲載)によると「黒」とのことだったので、つや消し黒で塗りました。なんとなくですが、こちらの色のほうが腑に落ちる感じで、オハ35のほうも、いずれベンチレーターを塗り直すつもりでいます。
ちなみに今回の加工は1週間程度で終わりましたが、一部手を入れた箇所もあるので、それをお目にかけようと思います。
右が製品状態のスハフ32ですが、台車周りがスカスカで、向こうが見えてしまっているのがやや気になりました。今回の塗り替えでは、t1.2プラ片をボルスターの左右に貼り付け、簡易的ながら、枕梁を模して、シースルーを防止しています。それから銅色が目立つ集電板も、表面をつや消し黒で塗っておきました。
コックやハンドル類は表現していないごく素朴なものですが、水槽へのパイピングと合わせると、なかなかのリアリティが出て満足しています。
これで我が家のぶどう色1号客車シリーズに狭窓が加わり、編成の幅も広がった気がします。ダブルルーフ車がいないので、次はMAXモデルのスハ32かジュニア模型のオロ31辺りに取り組もうかと思っています。ハフが不足気味なので、どちらをやるにせよ、同時並行で天プラのスハフ32、できればトラムウェイのオハフ33未塗装キットも塗ってしまいたいところです。
もっとも、貨車類を充実させたいというのもあるので、貨車、客車、貨車・・・という具合に、交互に作っていくほうが、気分転換にもなっていい気がします。となると次は積んでいるツ2500やワム50000辺りですが、客車であれ貨車であれ、コンスタントに完成できるようにするのが第一ですね。