前回より続きます指差し

鬱が悪化し、すっかり引きこもり状態だった私。

父は激痩せした私を見て、やっと責めることをやめてくれました。
嫌味はしつこく言われたけどね。

母はとにかく心配してくれて、たくさん心労をかけて申し訳なかったと今でも思っています。

妹と話すときだけ、唯一少しだけ笑える瞬間でした。

世の中も友達も、
何にも興味を失って。
携帯を見たり、酷い時は電源すら入れない日もありました。

元夫は、何度も何日も返信しない私に対して。
それはそれは、しつこく連絡をくれました。

何であんなにめげなかったのか…

私に一生懸命なのかと思っていたけど、
結局は元夫が勝手に意固地になって執着していただけのようでした。
勝手な使命感のような。
私を外に連れ出してみせる!みたいな(笑)

思えば、私を外に連れ出そうと躍起になっていたあの時期が。
1番、一生懸命私と向き合おうとする姿勢を感じられました。

毎日の「おはよう」「おやすみ」の挨拶から。
お昼は何を食べた、とか。
夜は誰と会った、とか。

日課のように私に連絡をくれた元夫。
自分のことばかりだったけど。
それは私が無反応だったから、と当時は思ったものの。
ただ、自分のことばかりな人ってだけでしたびっくり

2ヶ月ほど一方的に連絡が来る毎日。

母から、
「毎日連絡くれるなんてマメでいい人じゃない。一回くらい出掛けてみたら?」
と言われてしまいました。

母を安心させるため、と。
私もその日は気持ちが軽くて。
つい、会うことを了承してしまいました。

すぐに後悔して、夜にはやっぱり止めたいと言いましたが。
「いや、約束したから!迎えに行くから!」と、
とうとう元夫と出掛ける流れになりました。

これ以降、何度も出てくる台詞になりますが。


鬱のときに大事なことを決めちゃダメ凝視ハッ


なんの判断力もないし、気力もない。
何も言えなくて流されてしまいます。

強く言われたり、強い態度に対して、
すぐに気持ちが折れて言いなりになってしまいます。

こうして、
1ヶ月に1度の頻度で、
元夫とどこかへ出掛けることが定例化していきました。

ちなみに、
母と妹が、
私が外へ出掛けることを物凄く喜んでくれたので。

自分の気持より、
安心してもらえたら…みたいな気持ちの方が強かったです。

デート、とも呼べないような。
気心もしれない、気まずい空間でした。

元夫は楽しそうでしたが、私は人混みがこわいし疲れるし。
メジャーなデートスポットは嫌だったけど。

元夫が、
「女の子としか行けないような所にたくさん行きたい!」と意気込んでいたため。

お台場とか横浜とか鎌倉とか。
あちこち連れていかれました(笑)

私の意思より、
あくまで元夫の行きたい所・やりたいことが優先でした。

当時は、元夫は珍しく彼女がいない時期だったから。
暇だったんだと思います真顔

あと、1ヶ月に1度のデートが始まりですが。

元夫は毎週出掛けようと言っていました…無気力

おいおい、
子どもどーすんのよ… と、最低限の気遣いで提案を拒否したことをよく覚えています。

楽しいことや、自分が夢中になると。
何よりも己を優先する元夫の姿が垣間見えていたのに。
判断力の弱っていた私は、
『何を言ってるんだか…もやもや』くらいにしか思っていませんでした。

とんでもなく非常識で異常なことなのに。

友達関係。
男女の友情。

そう強調する元夫。

下心がないなら気がラクかもしれない…
私はそう考え始めていました。

元夫と出掛けるようになり、1年が経ちました。

続きます。
長…(笑)