以前の私は、
他人から干渉されることが、
ものすごくイヤでした。
なんで私のことをそんなに気にするの?
一定の距離感保ってよ。
生意気にもそんな風に思ったりもしていました。
身内にはそんなことは思わず、
ちょっとした知り合いとか、
たまにしか会わない知人とかに対してですね。
乳癌になってからは、
こんな私を気にかけて声をかけてくれる。
そんな風に思えるようになりました。
誰からも気にされないよりは、
誰かに心配や励ましの言葉をもらえると、
ありがとうと素直に言えます。
それは今いる家族から、
一番生活を共にしている人々から、
何も言葉をもらえないからかもしれません。
心から思ってなくても、
「心配してます。元気になってね。」
と、声をかけてもらえることは、
じんわり暖かくなります。
せっかく人間は言葉を使えるのだから、
それを傷つけるためじゃく、
人を癒せるように使えたら素敵だと思う。
言わなくてもわかるでしょ、
このスタンスでは上手く噛み合わない。
言葉にして初めて相手に伝わるし、
自分も心のうちを見せることが出来る。
会話、会話と言い始めた私も、
乳癌になってからだと思います。
あとでいっか、
と思えなくなったせいです。
あと、があることが当然じゃないから。
あと、なんて無いかもはしれないから。
自分が後悔しないために。