新体操レオタードの作り方⑯~袖バイアスを縫う~ | レオタードのつくりかた

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袖バイアスを縫う

1.直線で縫い付ける

バイアスを、待ち針で身頃に留めたら、直線で縫っていきます。この時、バイアスの縫い代は、割らずに、前身頃の方向に倒して縫います。2枚目の写真を参考にしてください。バイアスと身頃の両方の縫い代が重なるとゴテゴテになり、着心地も悪いし、ミシンもかけづらくなります。

↑写真のように待ち針で留めてください。身頃側の縫い代は、この写真では見えないのですが、背中側に倒れています。(写真は、脇の下から撮った様子です)

↑これは、左肩を上から見ている写真です。バイアスの中心の切れ目(⑮で切り込みを入れています)を、この肩の縫い合わせに合わせます。このとき肩の縫い代は、背中側に倒して留めます。

↑脇と肩を留めた様子です。いよいよ縫います。

↑ミシンのテーブルを抜き、輪の状態で縫えるようにします。直線の2.8ミリで縫います。

↑肩の待ち針が抜けないようにしながら、ぐっと引っ張る感じで縫います。たわんでいる状態で縫うと、生地が重なってしまいキレイに縫えません。

↑1周縫い終わった様子です。ずいぶん縮んで見えますが、大丈夫です。このあと、ジグザク縫いをします。

2.ジグザグ縫いで仕上げる

次は、ジグザグ縫いで、バイアスを仕上げます。ジグザグは、3.0ミリが良いです。

↑待ち針で、上のように留めます。

↑内側から見た様子です。バイアスの端側を見頃に倒しています。(表現が難しいので、完成図を先に見て頂くと良いかもしれません。1番最後の写真が完成図です)

↑バイアスを内側に倒した状態のまま、ミシンにセットし、縫い進めていきます。

↑ミシンのおさえと、見頃の生地の端がちょうど揃った位置くらいを縫い進めていくと良いです。

↑写真のように、生地がたるまないように、引っ張りながら縫うのがコツです。

↑肩の縫い代の部分は、生地が重なっていて厚くなっているため、ずれやすいです。写真のように、なるべく身頃のギリギリを縫うようにしてください。縫い代を通りすぎたら、元の幅に戻して良いです。

↑完成図です。直線の段階では、少しきつめかな?と感じても、ジグザグでたたくと、伸びるので丁度良いくらいになります。(マネキンは130サイズです)バイアスの長さは様子をみながら変えても大丈夫です。今回は実寸より-3cmとしましたが、もう少しゆとりがあるほうが良いと思われる場合は、-2㎝でも良いです。ただ実寸より、-2㎝以下にすると、今度はジグザグをかけたあとが、ナミのようにうねりが出るようになりますので-2㎝が限界だとは思います。仕上がりの理想としては、あまり、脇の下が見えすぎないくらいが良いと思います。

 

※逆に、脇の下が上がりすぎていて、キツイと思われる場合は、型紙の段階から直す必要があります。脇の補正は、この段階でもできますので、キツイと予測した場合は少しカットして、また実寸を測り直してバイアスを作ってください。

 

※今回のようにバイアス仕様ではなく、平ゴムを使用される方もいらっしゃると思います。どちらでも良いと思いますが、平ゴムを縫い付ける作業も、なかなか経験が必要な作業です。バイアスの方が、初めての方には失敗は少ないかと思い、バイアス仕様にしました。実寸値より引く割合は、私が経験の中から割り出した数値です。仕上がりも、私はバイアスのほうが好きなので、日頃からこの方法を選んでいます。

 

新体操レオタードの作り方⑰~首のバイアスを縫う~へつづく

 

完成までもう少しです・・