新体操レオタードの作り方⑬~後身頃の模様を縫う~ | レオタードのつくりかた

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後身頃の模様を縫う

1.身頃の模様を縫う準備

前身頃と同様に、「仮止めのり」と待ち針を併用して、縫う準備をします。今回のデザインのように、生地の面積が少ない場合は、特に「仮止めのり」の効果が発揮します。左右対称のデザインは、装飾のことを考えると、なるべく縫っている間にズレてほしくないので、のりと待ち針でしっかり留めます。

↑慣れてきましたら、このくらいの待ち針の本数でも大丈夫です。

↑縫い終わりました。後身頃も、裏地の余りが見られたら、前身頃と同様に揃えてください。以上で模様は、全て縫い終わりました。今回は、生地は単色で仕上げて、装飾で個性を出していく方向です(*^^*)装飾が楽しみです。

衣装の小咄

余談ではありますが、我が家の末っ子が新体操をしていた頃、衣装のデザインについては、色々規定があったように記憶しています。立体的な花などはNG、アニマル柄は禁止、鎖骨が見える衣装もNG.、パンツは見えてはいけない。などと教わりました。しかし、いつ頃からか新体操の衣装はずいぶん自由な形となってきました。当時、県内で新体操の強豪校でもあった中学校に在籍されていたお嬢様の衣装を作らせていただいたことがあり、その際、スカートのすそをパワーネットで数枚重ねて、フリンジのようにギザギザに切ったものをお作りしたら、「服装違反になるかもしれない」騒動になり(笑)焦りました(^^;)のちに、OKだろうとのお返事がありましたが。そのあと、体操協会のHPでルールを確認した記憶があります。現在ルールブックは販売しているようで、内容を見ることはできなかったのですが、ジャッジの減点表に「服装違反」の項目はありました。レオタードのデザインについては新体操界のマガジンなどを拝見していると、ここまでは大丈夫だろうとの想像はできますので、あまり気にしなくても大丈夫だろうとは思います。デザインのことではないだろと私は想像していますが、きっかけがあれば関係者様に一度聞いてみようかな・・。スカート付きはダメだった時代から、スカートありになり、またスカートなし(どちらでもOK)に戻る。ファッション業界と同じように、流行?は繰り返していくのかなぁ。装飾も当時はスパンコールが主流でしたよっ。ひとつひとつ、肩がパンパンになりながらも付けていました。それも今は、ストーンが主流。団体衣装は、お母様方が寒い体育館で集まってもくもくと付けている。それは、今も同じような光景を拝見しますが、親子で目標に向かって頑張っている姿を見ていると、こちらもググっとくるものがあるってもんです。少しでも、お役に立てるならばと思い今でも作らせていただいています。というか、作るのが好き過ぎてやめられないのですけどね(^^)v しかしながら、受注注文をいただく際には、手具は何か、曲調はどんな感じか、装飾をする部分などトータルで考えて、舞台(マット)の上で演技をする彼女の姿を想像しながら作らせていただいています\(^o^)/

※ちなみに、その強豪校に通われていたお嬢様とお母様とは、今も時々お話することがあり、進学先では3年間ダンス部で活躍され、その時の衣装も作らせていただきました。(なんと3年連続、全国への出場権を獲得)そして大学へ進み、今ではサークルのキャプテンを努めるお嬢さまも今年成人式を迎えられ、お写真を送ってくださいましたが、感無量で何度も眺めています(*^^*)新体操をしていた頃にも、お二人には色々なことを教えていただき、今の私へとつながっている心からの恩人です。ありがとうございます。まだまだ、私も作りつづけますよ(^^)v

新体操レオタードの作り方⑬~前・後身頃を完成させる1~へつづきます。