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>■党内融和優先、見えぬ展望

 民主党代表選で再選された野田佳彦首相が輿石東幹事長に続投を打診したのは、他に党内をまとめられる人材はいないと判断したためだ。衆院選の時期について来夏の参院選との同日選を唱えてきた輿石氏に続投要請したことで、首相が年内の解散を見送るとの見方が強まった。ただ、今後離党者が相次ぎ、与党が衆院で過半数割れする可能性がある中、政権が安定軌道に乗る保証はない。衆院選の展望も見えず、民主党は存亡の危機に直面しようとしている。(坂井広志)

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 21日午後の都内のホテル。首相は再選が決まるとすっくと立ち上がり、深々と頭を下げた。壇上に上がっても顔はこわばったままで笑み一つこぼれることはなかった。

 「高揚感よりも責任の重さを感じる。戦闘集団に変えていくためのチーム力の強化を目指したい」

 首相はそう語った上で、党役員人事を早期に固める意向を示した。首相は公邸に戻ると直ちに輿石氏との会談に入り、約40分会談した。終了後、輿石氏は無言で公邸を出たが、再選後の記者会見で首相は輿石氏への信頼を口にしていた。

 「この一年間、輿石氏とペアを組み懸命に助けていただいた。輿石氏と相談し党運営の考え方をまとめていきたい」

 引き続き輿石氏と連携して、党運営を進める考えを強調したものだ。

 ◆党の顔にならぬ

 党内には衆院選をにらみ「輿石氏では党の顔にならない」(党幹部)として、交代は既定路線との見方は強かった。輿石氏は「党内融和」を旗印にしてきたにもかかわらず、かつて「盟友関係」にあった小沢一郎元代表らの集団離党を止めることはできなかった。

 それでも首相が続投を要請したのは「党内融和」に引き続き努めてほしいとの思いの表れにほかならない。

 ◆決め手欠く後任

 後任をめぐり早くから名前が挙がっていたのは岡田克也副総理。首相が信頼を置く数少ない一人だ。首相は再選後の記者会見で衆院選をにらんだ布陣にする考えを示したが、岡田氏の手腕には不安もつきまとっていた。

 岡田氏が代表だった平成16年7月の参院選では、小泉純一郎首相(当時)率いる自民党に1議席差で民主党が初めて勝利した実績はある。だが、17年9月の郵政選挙では惨敗し、代表辞任に追い込まれた。

 岡田氏は「原理主義者」と揶揄(やゆ)されるように、分裂で傷ついた党をまとめる包容力のある存在とはみられていない。首相が言う「チーム力の強化」にどの程度貢献できるのか疑問視する声も強かった。

 知名度の高い前原誠司政調会長も幹事長候補として名前が取り沙汰されていたが、風当たりの強さは岡田氏と似たり寄ったりだ。

 代表選への出馬を検討した細野豪志環境相を抜擢(ばってき)する案もあったが、41歳という若さに加え、民主党政権で常に重用されてきたとして党内の嫉妬は根深い。

 結局、首相は「選挙の顔」よりも「党内融和」を優先したわけだが、今後の政権運営は容易ではない。

 輿石氏は岡田氏らに比べると党内に「敵」は少ないものの、党にとどまった消費税増税反対派の不満は強い。輿石氏が不満分子を抑えられるかは不透明だ。国会議員票の約3分の1を獲得した3候補が「3派連合」を組めば、抵抗勢力として一定の力を持つことになる。

 また、首相が解散を先送りしようとすれば、早期解散を求める自民、公明両党の反発は必至で、協調路線の再構築は困難だ。このままでは八方塞がりの状況は解消されそうにない。

とにかく、内向きの人事としか思えない。
世間から自分たちがどう思われているか想像する事が出来ないと思います。

細野さんは、今の任務を遂行した方がいいです。