こんにちは。毎年、道内の火山学者の支援を受けて雌阿寒岳を舞台に開催されている「めあかん自然塾」に参加してきました(9月27~28日)。
私は、自身の世界自然遺産関連の業務に役立てようと、一昨年から交ぜていただくようになり、お礼と研究成果の普及をかねて、昨年から前夜祭と称する座学タイムをお手伝いしています。今回のお題は「マリモは小さな生態系」でした。
2日目は、道総研地質研究所の廣瀬博士から噴火活動の痕跡とその証言者たる植生について説明を受けながら、昨年に引き続きポンマチネシリ火口を目指します。
休憩をかねて解説タイム
しかし、山頂部はあいにくの強風と霧雨。青沼で記念撮影を済ませ、早々と下山することになりました。
皆さんお目当ての青沼
阿寒の山々を望むことはできませんでしたが、雨に濡れたアカエゾマツ林やコケの絨毯もまたよし。
中腹のアカエゾマツ林
とはいえ、下山すると身体はすっかり冷え切っていて、前夜祭の会場である野中温泉に直行。露天風呂に浸かって、生き返ることができました。
「では、また来年」。一息入れて、参加者たちと別れの挨拶を交わします。新たな楽しみができました。