本本このブログを始めたのは、私自身の経験からです。本本

 

私は長年、介護施設で看護師として働いていました。認知症ケアは得意分野で、他のスタッフが対応に困るような援助困難な入居者さんとも、自然に関わることができました。「さくらさんに頼めば大丈夫」そう言ってもらえることも多く、自分なりに自信を持って仕事をしていました。

 

でも、祖母に認知症の症状が出始めたとき。

 

私は、気づきませんでした。

 

いや、正確には「気づきたくなかった」のかもしれません。毎日認知症の方と関わっているはずなのに、身内のこととなると頭の中の「専門家スイッチ」が完全にオフになっていました。母から「ばーちゃん最近おかしいんよ」と母が相談してきた時、私は「歳も歳やしたまにはそんな時もあるよ」と笑って受け流してしまいました。

 

仕事では絶対にしない対応を、大切な家族にしてしまいました。

そのことが、ずっと心に引っかかっていました。

 

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今、日本の65歳以上の高齢者人口は3,625万人、総人口の29.3%と過去最高を更新し続けています。実に3人に1人近くが高齢者という時代です。

 

そして現在は1人の高齢者を2人の現役世代で支えていますが、2070年にはその比率が1.3人になると推計されています。

 

 

介護は、もはや他人事ではありません。あなたの家族にも、いつか必ず訪れる問題です。

 

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家族の介護は、前触れなく突然やってきます。

 

昨日まで元気だった家族が、ある日を境に変わっていく。介護する側は、いつ終わるかもわからない日々の中で少しずつ疲弊していきます。そして、大好きだったはずの家族が、気づけば疎ましい存在に感じてしまうことがある。

 

介護をしている方なら、この言葉に胸が痛くなる人もいるかもしれません。でもそれは、あなたが冷たいのではありません。それほど介護が過酷だということです。

 

でも、少し考え方を変えるだけで、介護の重さは変わります。

 

 

たとえ一人で生活することが難しくなったとしても、大切な家族は変わらず大切な存在のままです。介護の日々は、その人に今まで受けた恩を、少しずつ返していく時間。そう思えた瞬間、介護はただの「負担」から、かけがえのない「時間」に変わっていきます。

 

 

私が大好きな祖母の介護を振り返るとき、いつもこの思いに辿り着きます。

 

あの日々は大変でした。笑えることも、泣けることも、どうしようもなく困ることも、たくさんありました。でも今となっては、祖母が私にくれた宝物のような経験だと、心からそう思っています。

 

このブログが、介護で疲れているあなたの心に、少しでも寄り添えますように。