※今回はマロたんの記事ではありません、わたしの思うことです。
書こう、やっぱりやめよう。何度も思って書いては消したブログ。
ですが、アメトピに闘病中の小林麻央さんの画像…。
わたしの大好きな女性の闘病姿に重なって、やっぱり書くことにしました。
1年近く前に別なところでも書いたのだけど、わたしには20代の頃に憧れの女性がいました。
あの時はたくさんコメントをいただいたので、憶えていてくださる方もいらっしゃるでしょうか。
私の憧れの彼女は、容姿の美しさはもちろん、凛とした佇まいで、厳しく優しい人でした。
その彼女が32歳の時に乳がんになりました。
まだ結婚してすぐの頃で、その半年前に自分で胸のしこりに気づき、病院に行ったけれど良性と言われたのだそうです。
だけども、しこりは大きくなり半年後に「悪性腫瘍」と言われたのでした。
それから手術が決まり、わたしは入院中の彼女をたずねました。
彼女の顔を見た途端、声を上げて泣いてしまったわたしに、彼女は「やだ!あたし死ぬみたいじゃない!」と笑い飛ばしました。
それから私の手を取り自分の胸に押し当て「これが乳がんのしこり、憶えておいて。こんなのが出来たらすぐに検査してね。」と言ったのです。
乳がんって硬いんだ、と初めて知りました。
今でもわたしの指には彼女のしこりの感触が残っています。
それから彼女は抗がん剤、再発、手術、放射線…とありとあらゆる治療をしました。
骨や脳にも転移し、見ているわたしのほうが逃げ出したくなるほど壮絶でしたが、彼女はどんなにつらくても諦めませんでした。
ですが、病気には勝てず短い生涯を終えました。
彼女の場合は、お母さんを卵巣がんで亡くされています。
家系的な要因もあったのかもしれませんが、そうではなくても乳がんになる女性もいます。
だから、女性のみなさん、セルフチェックはもちろん、検診に行ってください。
パートナーが女性の胸のしこりに気付く場合も多いそうです。
男性も女性も、パートナーの胸の異変に気付いたら、すぐに一緒に病院に行ってあげてください。
乳がんは決して他人事ではありません。
わたしはいつまでもマロたんと一緒にいたいので、今年も検診に行きました。
ですが、彼女のことが無ければ「40歳過ぎてからでいいや」と思っていたはずです。
このブログが誰かにきっかけになればうれしいです。
そして、小林麻央さんの回復を祈っています。