クラスメイトの〇〇さんは、私に見つかって

も冷静そのものだった。


私は、犯人を見つけたら即、怒り狂って、

責める気満々でいたはずなのに、実際に

犯人を見つけてしまったら、呆然として何

もできなかった。


自分でも本当にチキンだと思う。


だって、まだ泣いているのだから。

全然泣きたくないのに、涙が止まらない。

なんなんだ。


流石に悪いと思ったのか、〇〇さんが、


『こんな事をしてきてしまって、

ごめんなさい』

と謝ってきた。


私は必死に

『なんで?』

と言い返すのが精一杯だった


理由は、、、、、


私が『学級委員』になってしまったからだ。


えー?


てか、〇〇さん学級委員の立候補の時

に手を上げてないじゃん!


だから、私が手を挙げたんじゃないか!


そんなに学級委員がやりたければ、むしろ

やってくれよ。


はぁ。なんなんだ。その理由。


冗談じゃねぇ。


他に理由を聞いても、他は全くないと

言った。


嘘だろ。


けど、まあ、性格とか言われるよりマシか。


いやいやいやいや。


もう訳ワカメだ。


とりあえず、この現場は、既にクラスメイト

達に、みられているので、〇〇さんと私に

何かがあったのかは、なんとなくバレた

ようだ。


もう、最悪や。


桜子どうする?