両親に留年決定が知られた。
だが、私の予想を反して、全く怒られる
気配がなく逆に焦った。
淡々と父が『この先どうする?』
と聞いてきた。
私は『まだ分からないが、学校には行きたい
』と少しふてくされている感じで答えた。
内心はドキドキしていて、今にも心臓が飛び
だしそうだ。
父が『じゃ、分かった。また一から頑張れ!
信じてるぞ』と言ってくれた。
私は『今回の件を謝り、次こそちゃんと
学校に行きます!』と、父の前で誓った。
これで、平和に終わると思いきや、
母がいきなり、
『次は母さんも一緒に桜子と住むからね』
と、嬉しそうに言った。
えーー!
いー、やー、だー!!
一番驚いていたのは、父だった。
おい!おい!
家庭は大丈夫か。
てか、ばぁちゃんが、まだ生きてるよ。
誰が面倒みるんだ。
私のせいで、家族に迷惑をかけている。
早く信頼を取り戻し、母さんがこちらに
来ないようにしなければ、、