あのデートから、およそ一週間経った。
その間も毎日、電話やLINEをしていた。
たわいもない会話。
やっぱり、彼は一緒にいて楽だ。
さて、休みの日。
どこにデートに行くのか?
彼から『どこか行きたい所はないの?』
と聞かれた。
本当は行きたい所だらけだが、あえて
『特にないかな。』と言ってみた。
彼は嬉しそうに、『じゃ、僕の行きたい
ところに行っていい?』と。
おー、きたきた!今日こそ、いいホテルに
連れて行ってくれるのか?
それとも、、
ちょっと待って。
すっかり忘れていた。
私、本当に生理だった。
『やべっ』
けど、仕方ない。
まあ、彼がどこに行きたいのかは、だいたい
予想はできたが、あえて黙ってついて行く事
にした。
だが、さすがに2回連続に断るのはさすがの
私でも申し訳ないと思い、生理の事を告げた。
彼は笑いながら、『そこじゃないよ。』と
行きたい場所は、、『〇〇動物園』って。
おー。そうだったのか。
そこは車で1時間ぐらいの場所だ。
なら、まあ、よかった。
けど、動物園となると、サンダルはきつい。
てか、私は、一人でさっきまで、余計な
心配をしていたから、なんだか今更恥ずかし
くてたまらなくなった。
今日のデートは、久々に楽しもう。