彼は私の想像をはるかに超えるくらい、洋服を
持っていない事が判明した。
正直、唖然とした。
デート2日目は、ダサい彼を改造する気満々で
この世で一番大きいアウトレットに、朝早くから高速道路を使って行く言にした。
今回の私の最大の目的は、よい素材の洋服を彼に着せて、良い洋服はそれなりに値段が張るが着心地が良く、何より大切に長く来てもらえるようにしたかった。
だからまず、コートから探しに行った。
私の好きなブランドは、シンプルなデザインが
多かったので、なるべく流行りがないシンプルなデザインを選んで、彼に試着してもらった。
もちろん、私なりに洋服の値段や割引率も気にしながら、彼の体型にあった、それなりの洋服をチョイスしていった。
買った洋服は、高い物から安い物まで様々で、朝から晩までとにかく一日中、洋服選びに時間を
費やした。
だから私的には、今回の買い物は100点満点の
100点だろうとら思えるくらい、かなり質の高い買い物が出来たが、果たして彼はこの先、どうなっていってしまうのだろう』というくらいら今回の出来事は、かなりびびっている様子だった。
それもそのはずだ。
だって彼は『超ー』がつくくらい貯金大好き人間だし、めちゃくちゃケチ男だからだ。
だから、自分のために諭吉さんが10枚もいなくなってしまうなんて、彼の想像を遥かに超えていたと思う。
けど、私と店員さんの『よく似合ってるね!』コールで、彼の気分がよくなり、断るのが苦手な彼は、『いりません』なんてとは、口が裂けても言えなかったと思う。
てか、私からすれば、要らないものなど、何一つないんですけど、ね。
これでどうにか、彼の最低限の着る服は一通り
揃ったはずだ。
なんで良い彼女なんだ。と、自画自賛しながら、
帰りの車の中で、疲れ果ててしまい、爆睡していたらしい。
我が家の駐車場に着いて、私が彼の車を降りようした時、彼は、『今日は、僕のスタイリストになってくれて、本当にありがとう!おかげで、いい服がたくさん買えたし、かなり満足てきたよ』と感謝の言葉を伝えてくれた。
彼のシンプルたけど、素直に『ありがとう』と言う言葉がとてもら心に響き、私も嬉しかった。
ゆーちゃん、これからも私色に染まってね