お手本にしたいカップル | Chez Nous 

お手本にしたいカップル

フランスの田舎に住むMilの友達J。年の離れた友達です。
子供たちはそれぞれ独立をして、いまはふたり暮らし。彼と奥さん
は共働きでしたが、彼がリタイアすると同時に、年下の奥さんを少し早めにリタイアさせてほしいとお奥さんの会社にお願いしに行ったといいます。
ふたりの時間を大切にしたいから。だとか‥
そのことにもびっくりだったのですが、夫婦の歴史を重ねても、変わらす仲がすごくよいのです。

リタイアしてからふたりは、モロッコに別荘を買い、スペインを通りモロッコまで車で行ったりきたりして、リタイアしても本当にいつもふたり一緒に人生を楽しんでいるのが伝わってきます。しかもいつもふたり一緒‥

そんな彼らに私(オアシス)が、初めて出会った日のこと。

私たちはサプライズをしようと、会いに行くことを知らせませんでした。
Milが玄関にでベルを押して少したって、奥さん
が出てきたとおもったら、なにも言わず、口を手で押さえたまま、家の奥に入っていってしまったのです。
私は何が起こったのかわからない状態ではらはらしていると、
Jが目に涙を一杯ためながら、玄関に出てきて、泣きながらMilをだきしめました。
見ていて感動の再会‥

私を紹介してもらった後、Jは私の手をずっとにぎったまま、改装した家を案内してくれました。
どうやらJは心が暖かいだけでなく、女の人が大好きなんですね~

奥さんがMilに
「あなた、もてるんですってね。話を聞いているわよ」
と言われたのに対して、Milが
「とんでもないです。あなたのご主人のほうがもてもてですよ」

彼女は全く動じず、
「まあ、この人は仕方ないの。ほっておいてちょうだいね」

ある日、Milとその友達がカフェに行って、Milが席をはずした数分の間に、何人もの女の子から声をかけられて大変でしたよ。と言うと、”まったく、仕方ないわね‥”と言う感じで、奥さんはただ首をふるだけ‥

いいな~この寛大さ。余裕なのです。
こんなカップルになりたいものだ‥

私が日本からの干菓子をお土産に渡したら
「かわいい、かわいい!これお菓子?絶対に食べない!飾っておくわ!」
といって奥さんは大喜び。

帰るまぎわになってMilがJ
「あなた、私の彼女の手を握っていたけど、彼女は日本人ですよ!そんなことをするのはすごく失礼なことだったのわかっている?」
とジョークを言ったら、Jは急に神妙な顔になって、
「ごめんなさい。ごめんなさい。私、日本の習慣がよくわからなくて‥」

と言ったので大笑いしちゃいました。

どちらかというと、今まで日本では、夫婦でも女は女同士、男は男同士の付き合いを重視するカップルを多く見てきたような気がするので、すごく新鮮な体験でした。
夫婦になると、関係が変わってしまうことってよくあると思うのですが、私たちも、これから年を重ねてもこのふたりのように、いつも一緒で仲の良いカップルでいたいな~と思うのです。