maro*ny

「子どもを、返して欲しいんです」
親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、
ある朝かかってきた一本の電話。
電話口の女が口にした「片岡ひかり」は、
だが、
確かに息子の産みの母親だった・・・
~帯説明書きより~
号泣必至、
直木賞作家の到達した
圧倒的な境地!
- 朝が来る/辻村 深月
- ¥1,620
- Amazon.co.jp
特別養子縁組にかかわる
産みの母親、育ての母親
養子となった男の子
それぞれのストーリーで話は進みます
全部で四章あります
育ての母親夫婦の
養子を迎え入れるまでの
不妊治療における
いろんな葛藤や心理描写
とても詳細に書かれているな、と
それが書かれている第二章の題名は
「長いトンネル」
まさにその通りだと思う
中学生で望まぬ妊娠をしてしまった
産みの母親には
共感はさすがに覚えませんでしたが
その子の家庭が
世間体を第一にする仮面家族みたいで
なんだか嫌だなと思いました
もっとなんでも話し合える家庭なら
色々とその子も救えたのかも
しかしあんな母親嫌だわ
今流行の?
毒親ってやつかな
家族って、なんだ
家族って、親戚って、なんだ。
これは、作中で
産みの母親が発したことば
本当に何なんでしょうね
家族になる、親になる
子どもを育てて世に送り出す責任
もの凄くたいそうに考えてしまいます
まあ、考えても仕方ないんだけど
この作品、後半は
どんどん救いようが無くなって
うわぁ、このまま読後が悪いまま
終わるのか。。。と思いきや
最後の章で救われました
よかった
たかむら画廊の青年専務・篁 一樹と結婚した
有吉美術館の副館長・菜穂は、
出産を控えて東京を離れ、京都に長期逗留していた。
妊婦としての生活に鬱々とする菜穂だったが、
気分転換に出かけた老舗の画廊で、
一枚の絵に心を奪われる。
画廊の奥で、強い磁力を放つその絵を描いたのは、
まだ無名の若き女性画家。
深く、冷たい瞳を持つ彼女は、声を失くしていた。
その人は、美しい。その人は、哀しい
~帯説明より~
- 異邦人(いりびと)/原田 マハ
- ¥1,836
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異邦人と書いて
「いりびと」と読むようです
原田マハさん
やはり情景描写や
色々な表現が上品で美しく
読んでいて落ち着きます
ひとつ前に読んだ別の作家さんの作品が
どうもあまり受けつけなくて(^_^;)
心洗われた気がしました
この方の作品、まだ読み始めたばかりですが
美術作品にまつわるものも多いなと思って
しかも、とても詳しいなぁと思っていたら
美術史関係の学科を出られているようで
なるほど、だからそうなのね、と妙に納得
結末的には、ああ、そういうことね。。
と、そんなに奇をてらった展開ではなく
しっくり読める感じ
美術に詳しくなかったら
意味わからないかな?とか
そんな感じも特になく
絵画についても
その絵が見えてくるような表現で
とても楽しめました
そして、舞台が京都なのですが
町の雰囲気の描写も美しくて
京都に行きたいなと感じるほどでした
血を分けるって、なんだかすごいなぁと
血の繋がりって切っても
切れないものなんだろうな
読み終えた後で
本の装画でこれが使われた
意味がわかりました
装画
『いだく』 高山辰雄
東京国立近代美術館 蔵
***** 追記 *****
この本の装画を描いている
高山辰雄氏、大分県出身の方らしく
大分県立美術館(OPAM)に
沢山コレクションがあることを
今知りました。。
この日曜・月曜で大分に行っていたのに
美術館に行かなかったことが
悔やまれます。。
せっかく観ることができる
環境だったのになぁ
もう少し本を早く読み終えていたら
気づくことができたのに
でも、この表紙の絵は東京に行かないと
観ることができないんですけどね
何を見て好きになったのか
はっきりと思い出せませんが
ヒグチユウコさんの描く
猫の絵がとても好きで
それから密かなファンです
ハードカバーの本って
装画の雰囲気で手に取ることが
大いにあると思うので
本当に重要だなぁと思います
ヒグチさんの絵を知ってから後
そういえばあの本の感じは。。
と、見直したのが
その頃ちょいちょい読んでた
辻村深月さんの作品
盲目的な恋と友情/辻村 深月

¥1,620
Amazon.co.jp
これも確か
ジャケ買いした本だったので
(もちろん中古で笑)
その頃から好きだったのかも
この本は確か
カバーを外した本の本体の絵も
何か素敵だった記憶があります
読後はすぐ売りに出してしまうので
確認ができませんが。。。
それからカバーの中の絵も
確認するようになりました(^^)
図書館で借りる本は
固定されてるから
剥がせなくて残念だけど
これはヒグチさんの絵本

可愛らしさ満載の猫
という感じではなくて
でもすごく綿密に
繊細に描かれていて
特に、目が物語る表情がすごい
猫なのに
ちょっとゾクっとする感じの
絵を描かれる方なので
カタツムリとかキノコの絵が
程よく効いてます
大人が絵を楽しむ絵本かな?
で、先日インスタグラムで知った
この情報

ヒグチさんのインスタグラムより
10月20日発売予定の
喉の奥なら傷ついてもばれない
/宮木あや子
こちらの本の装画を
手掛けていらっしゃる様です
というわけで
宮木あや子氏の本を
読んでみたということでした
こちらの本も
中古で狙ってみるつもりです!
やっぱり官能小説風味
みたいですね(^_^;)

