授業参観も終わりに差し掛かった時、事務員の方が教室に来て
「○○さん、ご主人から電話掛かってますよ。」
と呼ばれました。
とてつもなく嫌な予感がしました。
「もしもし…」
恐る恐る電話に出ました。
「何回も電話したのに繋がらないよ!」
少し怒った口調で、パパがいいました。
「あ…マナーモードにしてたからごめん…」
捲し立てるようにパパが言いました。
「かかりつけ医に口の中にを見せたら顔色が変わって、今すぐ検査した方がいいからって紹介状もらって医療センターに来たんだけど、どうも入院になりそうだから早くきて‼️」
「えっ‼️わかった‼️すぐ行く」
動揺しました。まさか入院とは…でも原因が分かったらちょっとは安心できるな…
そんな風に思いました。
病院に駆けつけると娘がベットで泣いていました。
どうも入院になった事がショックらしく
「マロンに会えなくなる…マロンに会いたい…」
とずっと言っていました。
「良くなったらすぐ帰れるよ。」
パパと励ましていました。
しばらく待っていると、年配の先生が病室に来ました。
「まだ血液検査の結果は出てないけど、多分口の中に炎症が広がってる状態だと思います。詳しい結果は血液検査が出たらまた説明しますね。」
そう言われ、「わかりました。ありがとうございます。」
と言い、それなら早く退院出来そうだな。と思いました。
しかし、この時はまだこの先大変な事態になるなんて思いもしませんでした。