「好きな天気は?」

冬場ならば暖かい晴天が良いですが、最近の夏の暑さは半端ないので、夏の時期は曇りが良いですね。

これからは、紫外線も十分に注意しないといけないですよね。ニコニコ雷

 

 

今日は世界気象の日という事で、去年は「気象(Weather)」をワード「Andy Fairweather-Low(アンディ・フェアウェザー・ロー)」率いる「Fair Weather(フェアウェザー)」を選んでいました。

 

今回はワードには関係なく、昨日の続きでレーベル「Water」から第1弾として2002年にCD再発された「The Holy Modal Rounders(ザ・ホーリー・モーダル・ラウンダーズ)」の1968年にリリースされた4枚目のアルバム「The Moray Eels Eat The Holy Modal Rounders」を選んでみました。

 

「The Holy Modal Rounders(ザ・ホーリー・モーダル・ラウンダーズ)」は、元々は1963年にニューヨーク市のローワー・イースト・サイドで結成された「Peter Stampfel(ピーター スタンプフェル)」と「Steve Weber(スティーブ ウェバー)」によるフォーク・デュオです。

 

所謂「フリーク・フォーク」というジャンルの初期の先駆者とも呼ばれており、特に1964年に「Prestige Folklore」からリリースされた1stアルバム「The Holy Modal Rounders」において、「サイケデリック(psychodelic)」をポピュラー音楽で初めて使用したと伝わっております。

 

更に同傾向の2ndアルバム「The Holy Modal Rounders 2」を翌年リリースした後、二人は結成間もない「The Fugs(ザ・ファグス)」に加入し、グループの1stアルバム「The Village Fugs – Sing Ballads Of Contemporary Protest, Point Of Views, And General 」に貢献します。

 

その後「Peter Stampfel(ピーター スタンプフェル)」が「The Fugs(ザ・ファグス)」を脱退、同時に「The Holy Modal Rounders(ザ・ホーリー・モーダル・ラウンダーズ)」も解消し、彼は「The Moray Eels(モーレイ・イールズ)」というロック・バンドを結成します。

 

しかし、レーベル「ESP-Disk」の創始者である「Bernard Stollman(バーナード・ストールマン)」から「The Holy Modal Rounders(ザ・ホーリー・モーダル・ラウンダーズ)」としての新しいアルバムを録音するよう要請があり、「Peter Stampfel(ピーター スタンプフェル)」と「Steve Weber(スティーブ ウェバー)」は再会し、「The Moray Eels(モーレイ・イールズ)」のドラムス「Sam Shepard(サム・シェパード)」と元「The Fugs(ザ・ファグス)」のキーボード「Lee Crabtree(リー・クラブツリー)」も加わり、1967年に「Indian War Whoop」という前2作とは全く異なるサイケデリックな3rdアルバムを「ESP-Disk」からリリースしました。

 

この後二人は別れますが、「Peter Stampfel(ピーター スタンプフェル)」が「The Moray Eels(モーレイ・イールズ)」として「Elektra Records(エレクトラ・レコード)」と契約する際、その条件として再び「Steve Weber(スティーブ ウェバー)」の参加を求められた為、彼を同行し短期間カリフォルニアに移動してレコーディングを行います。

 

そして1968年に完成したのが、今回取り上げる4thアルバム「The Moray Eels Eat The Holy Modal Rounders」でした。

二つのグループ名が入ったタイトルとなっています。

 

内容は、前作同様「Indian War Whoop」アシッド色の強いサイケデリックなアルバムに仕上がっていました。

また、このアルバムの1曲目に収録された「Bird Song」は、「Dennis Hopper(デニス・ホッパー)」の1969年のカウンターカルチャー映画「イージー・ライダー」とそのサウンドトラックに収録されており、グループとして最も有名な曲となっております。

 

という事で、今回はそのSide One 1曲目の「Bird Song」とSide Twoの1曲目「Mobile Line」、そして最後に前後しますがSide Oneの6曲目「Dame Fortune」の3曲を選んでみました。

 

二人はその後バラバラに活動しながらも時折再会し、70年代以降もコンスタントにアルバムをリリースし続けており、2004年「Water」レーベルからリリースされた「Bird Song - Live 1971」というライブアルバムが最後の正規リリースとしてクレジットされています。

編集ものでは、2023年に「Indian War Whoop | Live In 1965」というタイトルで「Don Giovanni Records」からリリースされています。

 

 

THE HOLY MODAL ROUNDERS – The Moray Eels Eat The Holy Modal Rounders (Elektra.EKS-74026) 1968年から「Bird Song」

 

THE HOLY MODAL ROUNDERS – The Moray Eels Eat The Holy Modal Rounders (Elektra.EKS-74026) 1968年から「Mobile Line」

 

THE HOLY MODAL ROUNDERS – The Moray Eels Eat The Holy Modal Rounders (Elektra.EKS-74026) 1968年から「Dame Fortune」

アルバム収録曲

Side One

A1        Bird Song

A2        One Will Do For Now

A3        Take-Off Artist Song

A4        Werewolf

A5        Interlude

A6        Dame Fortune

Side Two

B1        Mobile Line

B2        The Duji Song

B3        My Mind Capsized

B4        The STP Song

B5        Interlude 2

B6        Half A Mind

B7        The Pledge

 

 

ミニ水仙テータテートです。

園芸品種だと思っていたのですが、普通に河川敷で自生していました...。

 

 

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