こんにちは
まーにゃです
今日は立秋ですが、
暑さはまだまだ続きますね
夏の大敵の蚊ですが、
30度を超えると動きが鈍くなるそうで
25~30度のときが一番活発なのだそうです。
蚊をみかけないなぁと思ったら、
今年みたいに暑いと蚊も夏バテなんですね…
江戸時代の蚊対策
江戸時代の夏は今より数度低くて、
東京湾にトドがきたり、
江戸川には鮭が登っていだそうです。
それでも幕末には34度になる日もありました。
江戸時代の人たちも夏の蚊には
だいぶ悩まされていたようです。
蚊遣り豚
江戸時代には、まだ蚊取り線香はなく、
「蚊遣り(かやり)」を使っていました。
どこの長屋にもある一般的な生活用品で
この中に松の葉などを入れて炭で燻(いぶ)します。
松は油を含んでいるので、
まわりの穴から臭〜い煙が出ます。
松の葉の他にも、
ヨモギの葉や青葉なども燃やしたようです。
蚊帳
落語や歌舞伎にも、蚊帳が登場するほど、
江戸時代の夏に蚊帳は欠かせませんでした。
この絵は、部屋の四隅に固定した留め具に、
蚊帳を掛けて広げて吊るしているところです。
布団をすっぽりと覆います。
エアコンのない江戸時代には、
窓を開けて風を通して涼を取るので、
どうしても蚊などの虫がが入ってきてしまいます。
蚊帳の中に蚊を入れないようにして、
その蚊帳の中に入って寝れば、
蚊の被害に合わずに寝ることができます。
鈴木春信 『蚊帳を出る美人』
蚊帳売り
江戸では旧暦の4月~7月が夏なので、
4月になると蚊帳売りが江戸市中を回っていて、
「蚊帳ぁ、萌黄(もえぎ)の蚊帳ぁ」という、
独特の掛け声は江戸に初夏を知らせる風物詩でした。
江戸時代には庶民にも普及しましたが、
蚊帳はまだ高価なものでした。
損料屋というレンタル店で蚊帳を借りたり、
夏が終わると蚊帳を質に入れたりして、
節約しながら使っていたようです。
無駄がないですね
現代の蚊帳
一時は廃れた蚊帳ですが、
最近、また見直されているようです。