こんにちは

まーにゃですニコ


前回は

江戸時代まで使われていた「不定時法

について載せました。



次々に来日した宣教師たちから

天文機器などとともに

時計の製作技術も伝えられました。

ただ

当時西洋ではすでに

現代と同じ124時間の定時法採用を

採用していました。


日本では

不定時法」で時間を数えていたわけですから

どんなに素晴らしい仕上がりでも

実用的ではなかったんですね。


そこで、

システムを定時法に変えるか

時計を不定時法に合わせて改良するしか

どちらかにしなければならなかったわけですが


お天道様に合わせて暮らしていた

江戸時代の人々は

不定時方に合わせた時計を

作ることにしたんですね!


こうして時計師たちの努力と研究により

日本独自の不定時法に対応した

様々な「和時計」が作られました。


機能的にも芸術的にも素晴らしい

和時計たちの一部をご紹介しますね照れ



萬歳自鳴鐘(まんねんじめいしょう)



和時計の最高峰

国内外で称賛される時計です。

いわゆる万年時計で一度ゼンマイを巻くと

以後250日間も動き続けることから

萬歳自鳴鐘と名付けられました。


江戸時代後期の発明家「からくり儀右衛門」こと

田中久重の作で

機械の設計や1000点を超える部品を

ほとんど一人で自作したそうです❗️


文字盤は六面からなり

和洋の時刻文字盤、二十四節気

七曜、十干十二支、月の満ち欠け

日付などが表示されていて、


さらに天頂部には

正確な日本地図の上を太陽と月が運動する

プラネタリウムまでついているのです‼️


構造や機能も素晴らしいのですが

七宝や彫金による細やかな模様を施した

贅沢な外装部の美しさも別格です✨✨✨


なんだか

近未来な装置にも見えますねラブ



尺時計



縦長のものさしのような時計で

錘(おもり)によって指針が下に落ちることで

文字盤に並んだ時刻を示すというもの。

昼夜で違う一刻の長さに対応でき

目盛りの間隔を変えた文字盤を交換さえすれば

季節によって違う昼夜の長さにも対応できるという

画期的な時計です。


振子円グラフ式文字盤掛時計



円グラフ状に描いた

不定時法時刻目盛りを使用。

1年で1周期だけ自動伸縮する指針は

自動的に季節ごとの時刻を指すという

大変にめずらしい時計です。

調速用に振子が使われています。


二挺天符(にちょうてんぷ)



2種類の機械がついていて

昼夜切り替えのタイミングで

指針の進むスピードが

自動的に切り替わるように工夫されました💫


完全自動化は難しく

春分、夏至、秋分、冬至の間を

それぞれ六等分した二十四節気ごと(15日毎)に

人の手で調整を行っていたそうです。


なんと目覚まし機能付き❗️

さらに葵の御紋入りです‼️


垂揺球儀(すいようきゅうぎ)



かなり正確に時間を計れる精密時計。

天文観測などにも使われて

地図をつくったことで知られる測量家・伊能忠敬も

天文観測に使用しました。(伊能忠敬記念館所蔵)



印籠時計


江戸時代後期。

薬を持ち運ぶ「印籠」に模したケースに

時計を入れた小型時計。
ケースは総べっ甲製で全面に蒔絵、

蓋の中に日時計と磁石が仕込まれている

というなんとも豪華な時計。

水戸藩主・徳川斉昭(烈公)の所持品と

考えられます。

…庶民には手の出ない超〜高級品ですね✨


和時計は「大名時計」とも言われ

扱いがとても難しく非常に高価でした。

主に大名家で公務に使われることが目的でした。

大名家に一日中時計の番をする時計係がいたそうです。


庶民ががこの時計にお目にかかることは

まずなかったそうですが

不定時法では太陽の動きで時刻を計れますし

時の鐘」さえ聞こえれば

生活には困らなかったそうです口笛






 

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