今日は春分の日。
春分の日の食べ物といえば
おはぎ(ぼたもち)ですね![]()
祖先の霊の供養をするために
各家でつくったおはぎを
近隣の縁者にお裾分けすることは
江戸時代から日本に伝わる風景です。
おはぎの表面に小豆の皮が浮かぶ様子が
萩の花に似ていることから
「御萩(おはぎ)」と呼ぶようになった
との説もあります。
また、
春の彼岸につくるそれは
牡丹の花の季節であることから
「牡丹餅(ぼたもち)」と呼ばれ
葛飾北斎「牡丹に蝶」
秋の彼岸の頃は
萩の花の季節であることから
「おはぎ」と呼ばれるようになった
とも言われています。
喜斎立祥「三十六花撰 東京亀戸川はぎ」
他にも
「ぼた」は農家のことばで
「粗悪な屑米」を意味していて
農家の人たちの間食用として
「ぼた」を使って作っていた
という説もあります。
さらには
粒あんでくるんだ
少し大きめのものがぼたもち。
こしあんでくるんだ
俵型の上品なものがおはぎ
と呼び分けることもあります。
また、ぼたもちを
単に上品に言ったのが
お萩という女言葉であった
という説もあるそうです。
いろんな説があるんですね
江戸時代の元禄期の書物に
「おはぎ」について
次のように書かれています。
民家の食にて貴人の食するは希なり。
江戸杉折には詰め難く、
晴れなる客には出し難し。
おはぎやぼたもちは
民間の素朴な和菓子として
食べられていたようです。
平安時代に誕生したおはぎ
当時は砂糖は高価なものだったので
今のような甘い物ではなかったそうです。
おはぎに砂糖が使われるようになったのは
江戸時代から。
江戸時代後期頃から
庶民も砂糖に手が届くようになり
今のような甘いおはぎが
食べられるようになりました。
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小豆は漢方薬として
中国から日本に入ってきました。
小豆の赤い色が
邪気や穢れを払うと考えられ
ご先祖様をしのぶ気持ちと感謝を
赤い小豆でくるんだおはぎに込めて
お供えしていたそうです。
贅沢品であるおはぎをお供えすることで
ご先祖様に感謝を伝え
お米を使うことで
五穀豊穣を祈ったのだそうです。
呼び名の由来はいろいろありますが
美味しいことには変わりないですね。
ご先祖様に感謝しつつ
五穀豊穣を祈りつつ
しっかり味わいましょう![]()






