こんにちは
まーにゃです
前回の日本髪の話しから
今日は花魁について
二代目歌川広重「東都三十六景 吉原仲之町」
吉原仲之町の花魁道中を描いた錦絵です。
右側の花魁の打掛には竜が!豪奢ですね!
花魁といえば豪華絢爛なイメージですね。
特にあの髪型や
簪(かんざし)・笄(こうがい)・櫛(くし)
といった髪飾りが独特ですね
簪は
遊女の見栄と箔を付けるための
重要なアイテムだったそうで
豪華な髪飾り(数枚の櫛、十数本の笄や簪)の
値段は「家一軒分」に相当したといわれます
一般の女性たちは
数本挿す程度ですが
花魁たちは
これでもか!と挿しまくっていますね。
喜多川歌麿の「五人美人愛敬競 松葉屋喜瀬川」
寛政7~8年(1795~96)頃
菊川英山「青楼名君花合 丁字屋内 丁山 錦戸」
文化5年(1808)
月岡芳年の「風俗三十二相 しなやかさう 天保年間傾城之風俗」
江戸時代の天保年間(1830~44)の設定
太田記念美術館より
年代が上がるごとに
どんどん数が増えています
衣装も豪華になっていますね。
当時の花魁は
男性からだけでなく
女性からも人気で
ファッションリーダー的な
憧れの存在だったそうです