秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』 -240ページ目

4月30日

カテゴリーを“制作日記”とし、
ここでは、現在進行形の仕事をその完成に至るまで、
ほぼリアルタイムで経過報告をしようという試みです。

具体的なタイトル等は、モノの性格上、
発売日が近づくまで秘する旨、ご了承ください。

時に、仕事が途中で頓挫することがあったとしても、
それはそれ(苦笑)。
ノー・カットで(?)お楽しみください。


*


「シングルCDジャケット編」


はじめに、4月30日に至るまでを。

4月中旬、レコード会社の担当ディレクター氏より、
9月に発売予定のシングルCDジャケットのオファーを前提とした、
スケジュール(的に可能かどうかの)確認の電話。
この時点では、ほかに何人かのデザイナーさんにも
声をかけている(らしい)ため、
あくまでも候補のひとり、ということなので
いつものごとく、気分は話半分(笑)。

その後、ディレクター氏が来訪。
先方が「近作を見たい」ということで、
ブック(と呼ばれる、自分の作品をファイリングしたもの)を渡す。
聞くところによると、ボクが候補にあがったのは
メンバーのひとりのご指名ということらしいが……。

それからしばらくして、“決定”の報告を受け、
ほどなく手元に歌詞と、
素人耳には限りなく完成に近い、デモ(と題された)音源が届く。
(シングルなのと、発売がかなり先のため、
タイトル・トラック1曲のみ)

約1週間後のミーティングを控え、
楽曲を幾度となく聴きながら、イメージを膨らます。
やがて、(ミーティング)前日に
おぼろげにテーマが浮かび上がり、急いでラフを作成。
たいていの場合、ギリギリまで、頭では考えるが、
手は動かさないのが常(苦笑)。

そして、4月30日。
20時より、都内のレコーディング・スタジオにて最初のミーティング。
参加者は、メンバー全員と事務所スタッフ、
レコード会社の担当ディレクター氏、そしてボクの計10名。
実質ほぼ1案のラフがOKとなり、ものの15分ほどで終了。

今回は、ひとまず順調にコトが進んだが、
このラフにつまずくと、改めてラフを再提出。
それもダメだと途中解雇、つまり“クビ”ということもあり得ます。

今回はこのへんで。



*
My all-time favorites
#4

曲は、Teresa Stratasで「Youkali Tango」。





想像力喫茶室『バラ・グラフィック』にようこそ。

おまちどうさま。
はい、ミルク・ティー。
それと、アールグレイはアイスで。


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