今度こそ、最終章③激論? | 子連れでPh.D留学@アトランタ

子連れでPh.D留学@アトランタ

夫のPh.D留学に伴い2014年8月から2017年8月までジョージア州アトランタに滞在していました。息子は二人(9歳&7歳)。アメリカ暮らしで発見した!や?、喜怒哀楽&悲喜交々、帰国後の逆カルチャーショックなどを綴っていきます。

アトランタで夫が在籍していた大学院では博士号を取得する際に

大きく3つの関門があります。

 

第一段階はQual Exam、これは博士号を取得する課程に進むための試験です。

在学中に受験できるのは2回だけで、これに合格しなければなりません。

ちなみに夫は二回目で合格しました。

 

第二段階はProposal、研究計画を提出して教授の審査を受けます。

授業を受けて単位を取りつつ、研究を進めつつ、という過密スケジュールです。

夫は3年間のアメリカ留学中にここまで終えて帰国しました。

 

そして第三段階のDefence。研究内容をまとめて博士論文を完成させ、

その内容について口頭試問を行って教授陣の審査を受けます。

夫の専攻では博士号の取得率は3割程度、狭き門です。

 

50分かけて論文の内容についてプレゼンを行った後に

審査する教授陣や聴衆とエンドレスで質疑応答、

というのが一般的だそうです。

 

ところが。

夫が帰国してから早5年、指導教授以外は専門分野が微妙に異なっていたり

在学中の友人もほとんどが卒業や中退でいなくなっていたり、ということで

論文の具体的な内容についてはほとんどツッコミがなく、

「最近どうよ?」的な雑談をぽつりぽつりで終了したのだとか。

 

一般的な流れでは質疑応答の後に発表者は控室で待機、

教授陣が30分~1時間程度審議して結果を伝えるというのですが

夫は控室で一息ついた直後に指導教授が現れて

"Congratulations!!"

 

嬉しいですよ、嬉しいですけど、これで終わり?

あんなに大変だったのに?!