マイナー契約で入団しながら大活躍した選手、昨年大活躍して移籍し、大不振に陥った主な選手を紹介。
※成績は左が今季、右が昨季
~ナショナルリーグ~
ジェイソン・ベイ
32歳 R/R OF 今季650万、11~13年1600万、14年1700万オプション(バイアウト300万)
85G 309AB ,265/,355/,424 6HR 44RBI 40BB 76SO 10SB / 151G 531AB ,267/,384/,537 36HR 119RBI 94BB 162SO 13SB (BOS)
本拠地の広いメッツ入団はベイにとって不利と見られていたが、ホームではなくアウェイで,724OPSと大苦戦(ホームでは,830OPS)。現在は07年のキャリアワーストを下回る成績と期待外れどころではない。莫大な契約が3年間残っていて、今季の不振は衰えなのか単なるマグレなのか。
クレイ・ヘンズリー
31歳 R/R RP 今オフ調停
32G 1-3 37,2IP 27H 1HR 48SP 15BB 2,39ERA 1,12WHIP ,302BABIP 2,19DIPS / 25G 20GS 9-4 124IP 117H 9HR 87SO 45BB 3,56ERA 3,83DIPS (AAA)
06年にはパドレスで11勝を上げたが、昨年はメジャーでの登板はなし。そのヘンズリーが今季はSTで結果を残すと開幕ロースター入りし、好投を続けてセットアッパーに昇格。カーブとチェンジアップを武器に、メジャーとマイナーを合わせても自己ベストの奪三振率をマーク。
ジョン・ガーランド
31歳 R/R SP 今季470万 来季675万相互オプション(球団破棄で60万、選手破棄で30万のバイアウト)
18GS 8-6 108,2IP 103H 11HR 69SO 47BB 3,56ERA 1,38WHIP ,282BABIP 4,54DIPS / 33GS 11-13 204IP 225H 23HR 103SO 61BB 4,01ERA 4,55DIPS (AZ、LAD)
なぜパドレスが獲得したのか疑問だったものの、ガーランド自身も好成績を収めてチームは首位。三振を多く奪うことのできないガーランドにとってペトコパークは非常に有利で、アウェイでは4,53ERAとあまりよくないが、ホームでは2,62。今季はBB/9が3,9と、03年以降では最悪なのが気になる。
オーブリー・ハフ
34歳 L/L 1B、OF 今季300万 今オフFA
85G 305AB ,295/,384/,544 17HR 54RBI 43BB 40SO 3SB / 150G 536AB ,241/,310/,384 15HR 85RBI 51BB 87SO 0SB (BAL、DET)
08年に久々に爆発したが、昨年は途中移籍したタイガースで,567OPSと大不振。1年300万という安い額で移籍後、キャリア最高ペースで打ち続けている。三振は例年並みだが四球はいつもの倍選んでいるため出塁率も高い。また、苦手にしていた左から,910OPSと打てているのも好成績の要因だろう。
ケリー・ジョンソン
28歳 L/R 2B 今季235万 11年オフFA
83G 312AB ,276/,374/,497 14HR 43RBI 49BB 77SO 8SB / 106G 303AB ,224/,303/,389 8HR 29RBI 32BB 54SO 7SB (ATL)
昨年N-FAにされた選手だが、4月に22試合で9HRと打ちまくった。5,6月はイマイチだったが、7月は9試合で1,084OPSと復調しており、キャリアハイの成績を期待できそう。ホームで1,073OPSと打ちまくっており、他球団へ移籍すると成績が一気に落ちる可能性も。ちなみに、左打ちだが左投手を得意としている。
~アメリカンリーグ~
ニック・ジョンソン
32歳 L/L 1B 今季550万 来季550万相互オプション(バイアウト25万)
24G 72AB ,167/,388/,306 2HR 8RBI 24BB 23SO 0SB / 133G 457AB ,291/,426/,405 8HR 62RBI 99BB 84SO 2SB (WAS、FLA)
相次ぐ故障でパワーは失われたものの、昨年途中移籍したFLAで35試合で36四球を選んだ選球眼は健在。P/PAも毎年高く、今季もここまで4,37(初球を振る確率は10%。メジャー平均は28%)。また怪我も多く、今季もを手首の炎症でずっとDLに入っている。
ケビン・ミルウッド
34歳 R/R SP 今季1200万 今オフFA
18GS 2-8 107,2IP 135H 20HR 84SO 35BB 5,77ERA 1,58WHIP ,341BABIP 5,03DIPS / 31GS 13-10 198,2IP 195H 26HR 123SO 71BB 3,67ERA 4,74DIPS (TEX)
05年に最優秀防御率のタイトルを獲得し、レンジャーズへ5年6000万で移籍も07年以降はフルボッコ。昨年はようやくまともに働いたものの、防御率詐欺の可能性が高く、実際その通りとなった。5月まではまずまずだったが、6月は6試合で8HR33失点と派手に打たれた。
ショーン・フィギンズ
32歳 S/R 2B 今季800万、11,12年900万、13年800万、14年900万オプション(13年に600打席で自動行使)
87G 319AB ,235/,332/,276 0HR 22RBI 48BB 66SO 24SB / 158G 615AB ,298/,395/,393 5HR 54RBI 101BB 114SO 42SB (LAA)
開幕から絶不調で、6月に,271AVGをマークしたもののOPSは,639と復調の兆しが見えない。ホームで,205/,312/,237と苦しんでいるが、アウェイも苦しんでいて現時点では不良債権としか言いようがない。昨年は自己最多の101四球を選んだが、それまでの最高は65。ただ、06年以降は隔年で不調→好調となっており、来季は活躍するかも。それでも4年3600万は高すぎた?
コルビー・ルイス
32歳 R/R SP 今季175万、11年300万、12年325万オプション(バイアウト25万)
17GS 8-5 110,2IP 86H 11HR 105SO 38BB 3,33ERA 1,12WHIP ,254BABIP 3,62DIPS / 26G 1GS 0-2 37,2IP 44H 7HR 23SO 14BB 6,45ERA (2007、OAK)
元はレンジャーズのトッププロスペクトで、マイナーの帝王だったがメジャーでは結果を残せず。08年に広島に入団すると2年連続で奪三振王を獲得するなど才能開花。そしてレンジャーズに2年契約で再び移籍すると、開幕からすばらしい活躍を見せている。球種は90マイル前後のフォーシーム、スライダー、カーブがほとんどだが、制球が向上している。
リッチ・ハーデン
29歳 R/R SP 今季650万 来季1100万相互オプション(バイアウト100万)
13GS 3-3 65IP 66H 14HR 59SO 43BB 5,68ERA 1,68WHIP ,283BABIP 6,17DIPS / 26GS 9-9 141IP 122H 23HR 171SO 67BB 4,09ERA 4,32DIPS (CHC)
健康ならエース級の働きをするが、今季は不振。過去2年間の奪三振率は11,0と10,9だったが、今季は8,2と悲惨。被本塁打と四球も異常に多く、一体何が起こったのか。また、投手地獄のホームよりアウェイで打たれており、本拠地のせいではない。
ベン・シーツ
32歳 R/R SP 1年1000万 今オフFA
19GS 4-8 112,2IP 116H 17HR 82SO 41BB 4,63ERA 1,39WHIP ,292BABIP 4,80DIPS / 31GS 13-9 198,1IP 181H 17HR 158SO 47BB 3,09ERA 3,43DIPS (2008、MIL)
怪我が多く、昨年は全休したが今季はMLB最多の19先発。しかし成績は最悪で、ルーキーイヤーの01年を除けばHR/9、BB/9、SO/BBはキャリアワースト。武器のカーブは相変わらず良いものの、チェンジアップとフォーシームがイマイチ。金で年数を買った(シーツは2年契約を望んでいた)とはいえ、さすがにこの成績では・・・。
一部の選手しか書かなかったけれど、他にはグランダーソン、健康なら活躍するブラッドリーが不振だったり、一時は最高のクローザーだったプッツが完全復活をしていたりといろいろとある。
それにしてもハーデンやベイがここまで落ちるとはショック・・・。