平均失点・・・4,10(リーグ3位、平均4,48)、H/9・・・8,4(リーグ3位、平均8,9)、HR/9・・・1,1(リーグ11位、平均1,0)、BB/9・・・3,3(リーグ6位、平均3,3)、SO/9・・・6,9(リーグ8位、平均6,8)、SO/BB・・・2,11(リーグ7位、平均2,06)、QS率・・・60%(リーグ4位、平均52%)、セーブ成功率・・・71%(リーグ5位、平均70%)

平均年齢・・・26,5(リーグ1位、平均28,3)



ベン・シーツ 19GS 4-8 112,2IP 116H 17HR 82SO 41BB 4,63ERA 1,39WHIP ,292BABIP 4,80DIPS

昨年全休の投手を1年1000万で獲得したが、成績は散々でメジャーデビューを果たした01年を除けばキャリアワーストの成績。特にアウェイでは,966OPSとフルボッコ状態。ただ、従兄弟のアンディ・シーツ同様グッドガイで若手投手に与える影響が大きく、獲得自体は失敗ではなかったはず。しかし試合外の役割はブレット・トムコでも十分で、後半戦はスターターが1人余るため放出の可能性も・・・。


ジオ・ゴンザレス 18GS 7-6 107IP 95H 9HR 89SO 53BB 3,79ERA 1,38WHIP 4,12DIPS

大きく曲がるカーブが武器も、なかなか才能開花しなかったがメジャー3年目の今季ようやく開花。昨年3四球以上出した試合で6イニング以上投げたのはわずか2回(12回中)しかなかったが、今季は11回中5回で6イニング以上投げることができている。今年も制球は滅茶苦茶だが、長いイニングを投げることができるようになったのは非常に大きい。


トレバー・ケイヒル 15GS 9-3 95IP 70H 10HR 63SO 28BB 2,94ERA 1,03WHIP ,223BABIP 4,13DIPS

カーブ(本当はナックルカーブ)、チェンジアップ、ツーシームの制球が成長し、4失点以上したのがわずか3回と安定した成績を残している。昨年 21HR ,920OPS と打たれた左打者を今季は 2HR ,574OPS と完璧に抑えているのが好成績の要因。BABIPとDIPSを見ても分かる通り、このERAは出来すぎの可能性が高い。しかし今季初登板の4月30日を除けば3,84DIPSとまずまず。


ダラス・ブレイデン 15GS 4-7 94IP 96H 10HR 58SO 16BB 3,83ERA 1,19WHIP ,292BABIP 3,86DIPS

5月7回のレイズ戦でパーフェクトを達成も、その後の平均援護点が1,63と訳の分からないほど打線の援護がなく0勝5敗。2~3度先発を飛ばした後ついにDL入り。四球は出さないものの打たれだすと止まらない癖がある。これさえどうにかすれば2~3番手として期待できるが、現状はこのチーム4~5番手(パイレーツならエースだけど)といったところ。


ビン・マッザーロ  11G 8GS 4-2 56,2IP 57H 8HR 36SO 24BB 3,81ERA 1,43WHIP ,287BABIP 5,04DIPS / 7G 37,1IP 35H 2HR 38SO 17BB 3,13ERA (AAA)

相次ぐ故障者続出の為5月に昇格し、ローテーション入り。防御率は良いが、被本塁打が多いためDIPSはかなり悪い。微妙に変化する球(カットボールやツーシーム)がほとんどで、カーブもそれほど大きく曲がらないため左を抑えるのに苦労している。どれかひとつの球種を一級品にするか、制球を向上させない限りスターターとして働くことはできないだろう。


ブレット・アンダーソン 6GS 2-1 30,2IP 28H 0HR 22SO 4BB 2,35ERA 1,04WHIP ,289WHIP 2,16DIPS

チームNO.1のピッチャーだが、今季は肩を痛めてわずか6登板。開幕直後からピッチング内容が悪く、結局DL入り。すぐに戻ってきたものの一瞬でDLへ戻ってしまった。不調だったにも関わらず完璧な成績を残していて、実力があることは証明済み。制球は非常によく、ほとんどフォーシームとスライダーだけで抑えることができる投手。復帰は7月下旬~8月上旬。


ジャスティン・デュークシャー 5GS 2-1 28IP 26H 3HR 18SO 12BB 2,89ERA 1,36WHIP 4,59DIPS

昨年は鬱にもかかり全休。FAとなったオフに1年契約で再契約し、開幕ローテ入りしたものの一瞬でDL入り、さらに手術を受けて残りシーズン全休となってしまった。投げることができればとてつもなく遅いカーブを武器に一流の成績を残すが、毎年怪我をしていては・・・。10試合くらい投げてくれればいい、という気持ちで再契約するのもありかと。


アンドリュー・ベイリー 35G 0-3-18-3 37IP 27H 3HR 27SO 10BB 1,70ERA 1,00WHIP ,233BABIP

昨年の新人王だが、春に故障した影響があるのか奪三振率が9,8→6,6に激減。他のスタッツは特に変わっていないが、フォーシームのノビと制球が悪くなっているという印象を受ける。武器のカッターも制球がイマイチで、昨年と比べると全体的に制球が悪くなっている。


クレイグ・ブレスロウ 43G 3-2 42IP 28H 5HR 41SO 16BB 3,32ERA 1,08WHIP ,225BABIP 3,94DIPS

昨シーズン途中にA'sに加入し、セットアッパーとして良いピッチングを続けている。今季は開幕直後こそ打たれていたが、その後は復調。すでに43試合に登板していて、大量にピッチャーがいるのを考えると無駄に起用しているという感じ。昨年封じ込めた右に今年は打たれている。基本的に制球はよくなく、荒れ球が武器(?)。ちなみにプロ入りはブリュワーズで、早くもA'sで6球団目の所属。


ブラッド・ジーグラー 41G 2-4 39,1IP 38H 4HR 25SO 17BB 3,43ERA 1,40WHIP ,279BABIP 4,55DIPS

アンダースローのリリーフ投手。開幕から絶好調で毎日のように登板したのが響いたのか、6月は絶不調。過去2年間(133イニング)で被本塁打が4本だったものの、今季はすでに4本打たれている。ピンチを作り、併殺で抑えるのが日常(?)のためWHIPは悪いが一応抑える。


タイソン・ロス 26G 2GS 1-4-1 39,1IP 39H 4HR 32SO 20BB 5,49ERA 1,50WHIP ,313BABIP 4,42DIPS

08年のドラフト2順目指名を受けた右腕が、予想外の開幕ロースター入り。意味不明なフォームから96マイルほどのフォーシームやカーブを投げるが、5月は打ち込まれる場面が多かった。7月6日の登板後、スターターとして育てるためにマイナー落ち。スターターは大量にいるんだけど・・・。


ジェリー・ブレビンス 39G 2-1 31IP 35H 3HR 33SO 12BB 3,77ERA 1,52WHIP ,356BABIP 3,49DIPS

これまで中々出番のなかったブレビンスだが、今季は開幕からロースター入りし、すでに自己最多登板を果たすなど貴重な投手となった。右に打たれる場面が多いが、実力的にはブレスロウより少し下といった程度。三振を多く取れるのでセットアッパーとしての起用も可能だ。


マイケル・ワーツ 24G 2-1-1 17,2IP 20H 3HR 14SO 10BB 5,60ERA 1,70WHIP ,327BABIP 5,35DIPS

昨年セットアッパーとして才能開花し、オフに2年契約を結んだものの開幕はDLスタート(DL入りは初めて)。復帰後は鋭く落ちるスライダーは健在だが、他の球種が全くダメで苦しんでいる。FLAのヘンズリーがDLに入った時は非常事態に陥ったが、A'sはリリーフ陣が強力だったのでそこまで痛くはなかった。しかし前半戦はほとんど休んだ分、後半は完全復活を目指して欲しい。


クレイ・モーテンセン 1GS 0-0 6IP 6H 1HR 7SO 2BB 4,50ERA / 16GS 106IP 99H 10HR 80SO 33BB 3,57ERA (AAA)

ホリデイとのトレードで加入も、昨年のメジャー初挑戦は全然ダメだった。今季は1年間マイナーで育成する予定だったが、怪我人続出のおかげで7月3日に先発。シンカーを武器に7奪三振を奪う好投を見せたものの、即マイナー降格となってしまった。守備力の高いA'sと投手有利の球場はモーテンセンにとって大きくプラスに働くので好成績を期待できるはず。


ブラッド・キルビー 5G 8m1IP 7H 2HR 8SO 2BB 2,16ERA / 12G 13IP 18H 0HR 18SO 6BB 5,54ERA (AAA)

変則フォームからすばらしい球を投げ込むリリーフ。05年にドラフト29順目で入団して以来メジャー、マイナー合わせて全てリリーフでの登板。毎年すばらしい成績を残しているが、今季は出番がなかった。バワーズを使うくらいならキルビーの方が100倍良いが、マイナーのDLに入ってしまった。


セドリック・バワーズ 12G 0-1 12,2IP 10H 4HR 17SO 5BB 4,26ERA 1,18WHIP 5,81WHIP / 18G 19,2IP 11H 0HR 29SO 11BB 2,75ERA (AAA)

日本でもプレーしたことのあるバワーズは5月、08年以来となるメジャーでの登板を果たした。フォーシームとスライダーを武器に高い奪三振率を誇るが、HRを打たれすぎている。すでに32歳の投手で、敗戦処理として上げたとしてもキルビーの方が・・・。


エドワー・ラミレス 7H 1-0 11IP 9H 1HR 10SO 10BB 4,91ERA / 20G 26,2IP 20H 2HR 21SO 13BB (AAA)

07年にはヤンキースのAAとAAAで奪三振率16,2(56,2イニングで102奪三振)と驚異的な記録をマークしたが、メジャーでは制球が全くダメで活躍できず。今季は開幕ロースター入りしたものの、一瞬でDFAとなった。


ヘンリー・ロドリゲス 4G 5,1IP 4H 1HR 4SO 4BB 5,06ERA / 18G 19,1IP 10H 1HR 27SO 9BB 1,86ERA

101マイルを連発する期待の奪三振マシン。昨年リリーフに転向し、48,2イニングで82奪三振とリリーフ転向で才能開花し、メジャーデビューも果たした。今季は5月に昇格したが、怪我をして現在はマイナーのDLに入っている。


ロス・ウルフ 1G 1IP 2H 0HR 3SO 0BB 1R / 32G 45,1IP 33H 1HR 34SO 17BB 1,99ERA (AAA)

フォックスとのトレードで加入し、07年以来となるメジャー昇格を果たした。マイナーでの奪三振率は高いわけでもないが、メジャーでは1イニングで3奪三振。フォーシーム、スライダー、チェンジアップを投げる。


チャド・ゴダーン 12G 0-2 17,1IP 27H 5HR 20SO 5BB 8,83ERA 1,85WHIP ,431BABIP 5,51DIPS

開幕前にウェーバーで獲得し、08年以来となるA's復帰を果たしたゴダーン。開幕直後こそすばらしいピッチングを見せたものの、その後はフルボッコされてDFA→解雇となった。現在は昨年在籍したヤンキースにいる。



~総括~

いかんせん怪我人が多すぎた。これだけの怪我人が出ても平均失点がリーグ3位なのはすばらしい。ジオ、ケイヒルの成長が特に大きく、モーテンセンも1試合だけだが成長した姿を見ることができた。怪我人が出なければリーグ最高の投手陣であるということを証明したが、来年以降も怪我人が大量に出る恐れもある(笑)

スターターはどうしようもないくらい大量にいる。来年以降はアンダーソン、ケイヒル、ジオ、ブレイデン、アウトマン、モーテンセン、マッザーロ、ロス・・・。果たしてビーンがどう動くのか注目。



~チーム総括~

野手、投手ともに怪我人があり得ないくらい多かった。これでもかというほどマイナーから選手を上げてもどんどん離脱していくのでマイナーの選手にとってはよかったのかもしれないが、本来なら首位争いを繰り広げていたはずなので残念としか言いようがない。また、メジャー同様マイナーでも怪我人が続出。これはメディカルサポートがいくら手を抜いてもあり得ない人数が離脱しているので、不運としか言いようがない。

これだけ怪我人が出たから来年以降は少なくなる、とポジティブに考えるしかない・・・。


あとはビーンが今後どうするのかを注目するだけ。