前半戦を42勝46敗で終了したマーリンズ。

その前半戦を振り返ってみます。


表を一度作ったんですけど、なんだかしっくりこなかったので今回は表なしでやってみます。


平均得点・・・4,59(リーグ7位、平均4,39)、HR・・・79(リーグ9位タイ、平均82)、盗塁・・・55(リーグ6位、平均53)、盗塁失敗・・・15(リーグ2位、平均21)、四球・・・265(リーグ15位、平均293)、三振・・・698(リーグ15位、平均639)、打率・・・,262(リーグ4位、平均,257)、出塁率・・・,325(リーグ10位、平均,327)、長打率・・・,401(リーグ11位、平均,402)、P/PA・・・3,89(リーグ2位、平均3,83)
平均年齢・・・27,4歳(リーグ3位、平均29,1歳)


クリス・コグラン 84G 332AB ,268/,332/,392 5HR 28RBI 30BB 80SO 9SB

昨年の新人王も、今年は4月にわずか16安打(長打なし)の大不振。しかし6月に40安打(そのうち長打は20本)放つなどして復調した。左からはあまり打てておらず、また三振数もすでに昨年を超える80個。昨年は出来すぎだったかもしれないが、さすがに今年は悪すぎる。

2年目となるLFの守備は昨年よりはマシ。肩はそれほど強くないが精度が増しているように思える。


ギャビー・サンチェス 84G 315AB ,302/,365/,467 9HR 38RBI 30B 54SO 3SB

昨年の新人王「候補」だった選手。開幕は8番ファーストだったものの序盤から活躍し、メイビン不振に伴いそれ以降は2番を打っている。左に滅法強く ,979OPSと打ちまくっていて、右もそれほど苦にはしていない。課題は守備で、これではサードを任せることは難しい・・・。

ちなみに昨年出番がほとんどなかったため今年も新人王の資格は持っている。


ハンリー・ラミレス 86G 326AB ,301/,381/,485 13HR 53RBI 41BB 48SO 18SB

年々進化を遂げるスーパースター。06,07年は得意にしていた左を08年から徐々に打てなくなってきて、ついに今年は,670OPSにまで下がってしまった。これが原因で打撃成績も昨年に比べると悪くなっているが、今季は三振数≒四球数になるなどさらに成長を続けている。守備は相変わらずで、毎年痛めている足を今年も痛める仕草を見せるなど、不安も少しある。


ホルヘ・カントゥ 85G 330AB ,261/,312/,421 10HR 52RBI 23BB 64SO 0SB

FLAに加入した08年に,808OPS、09年に,788OPSをマークした男がここまで,733OPSと不振。本来ならもう少し打てるはず。3Bの守備は肩は強いけれども相変わらず下手。1Bとしてなら平均レベルの守備力だろうけれど、3Bとして起用するのは怖い。


ダン・アグラ 88G 320AB ,285/,369/,483 16HR 52RBI 44BB 83SO 2SB

数々の記録を更新してきた選手(ナ・リーグ史上初の新人二人が25HR、史上初の内野手4人25HR、2Bとして史上最速の100HRなど)。当たればどこまででも飛ぶパワーとほぼ毎年全試合出場する頑丈な身体が最大の魅力。今季はこれまで苦しんできた左から打ちまくっているため打率が急上昇。

守備は基本下手だが、たまーにお見事としか言いようのないプレーをみせる。


コディ・ロス 87G 330AB ,282/,332/,415 7HR 46RBI 21BB 69SO 8SB

小柄ながら毎年25HR前後打てるパワーはあるものの、今季は長打率が例年より低い。四球は多くても40前後だが、よく粘るためP/PAは4,00前後。送球に難はあるものの守備はまずまず。

6~7番当たりに置いておけば怪我もしないのでそれなりに使える選手。


マイク・スタントン 28G 108AB ,231/,276/,435 5HR 20RBI 7BB 44SO 3SB

20歳とは思えないほどの体格とパワー、さらに足が魅力の球団待望の大砲。AAで21HRを放ち、6月に昇格するとグランドスラムでメジャー初HRを飾るデビュー。しかしその後は三振ばかりで中々ヒットが出ず苦しんだものの今月は,875OPSと力を発揮し始めている。パワーと足はすでにチームでもトップクラスなので、あとは三振数を減らすだけ。打率は自然に上がってくるはず。


ロニー・ポウリーノ 66G 234AB ,282/,324/,380 3HR 30RBI 15BB 34SO 1SB

ベイカーが離脱したため正捕手扱いになっているが、本来は左専門(左から,885OPS、右からは,618OPS)。ここぞという場面で頼りになる選手で、スタメンを外れた際も代打で起用されることが多い。肩は強く、盗塁阻止率自体はあまりよくないもののクロフォードら俊足ランナーをよく刺す。

正捕手としてはイマイチだけど併用捕手としては最高の選手。


ウェス・ヘルムス (ウェスおじさん) 63G 115AB ,243/,298/,391 3HR 15RBI 8BB 34SO 0SB

代打の切り札かつチーム1のグッドガイ。息切れはするものの全力プレーを怠らない選手で、足から滑る方法を知らないのかスライディングはほとんど頭から。今季は代打で30打数4安打と打てていないが、本来ならもう少し打てる選手。四球は少ないもののよく粘り、今年のP/PAは4,33。守備はカントゥより上手い。

また、FLAはヘルムスをコーチとして起用する予定なので今オフ1~2年契約で再契約をしそう。


キャメロン・メイビン 51G 182AB ,225/,290/,341 5HR 19RBI 14BB 56SO 6SB

今季は2番センターで開幕したものの、2年連続で打てず、スタントンが昇格してすぐにマイナー降格。チームにとってもこの降格はかなりの痛手だった。AAAで8試合に出場し、5四球4三振とようやく・・・と思わせたところで肩を負傷。手術は回避できたものの再昇格は9月頃。まだ23歳なので頑張ってほしい。


マイク・ラム 37G 36AB ,194/,237/,278 0HR 4RBI 2BB 5SO 0SB

グロードに代わる左の代打として期待されたが、2度DFAされるなど期待外れ。それでもマイナーに左の代打として使える人材がいないので毎回昇格して出番を得ている。しかしピーターセンが育てば3度目のDFAとなりそう。


ブライアン・バーデン 35G 28AB ,179/,281/,179 0HR 3RBI 3BB 12SO 0SB

内野の守備はチームトップだが、打撃がひどすぎた。AZのAAにいたときのチームメート、アグラと再会したもののDFAとなり、AAAに送られた。


ブレット・キャロル 32G 76AB ,197/,311/,329 2HR 7RBI 7BB 29SO 2SB / 36G 147AB ,223/,313/,338 2HR 11RBI 12BB 38SO 3SB (AAA,A+)

守備はメジャーでもトップクラスで、肩の強さは最高。4月は,836OPSと好調だったがその後は全く打てずにマイナー落ち。これまでマイナーでは最高の成績を残していたものの今季は苦戦している。


ジョン・ベイカー 23G 78AB ,218/,307/,282 0HR 6RBI 9BB 18SO 0SB
バッティング、選球眼、リードが優れている捕手。5月に痛めていた肩の影響で25打数3安打7三振と全く打てなかった後DLへ。手術は回避でき、今月下旬に復帰できると言われている。左は全く打てないので併用が一番。ルーキーイヤーだった08年には,839OPSをマークした。


エミリオ・ボナファシオ 19G 21AB ,238/,238/,238 0HR 1RBI 0BB 5SO 3SB / 40G 182AB ,274/,339/,360 0HR 11RBI 16BB 33SO 8SB

ウィリングハム、オルセンとの大失敗トレードで移籍し、ユーティリティにすらなれないという悲惨な状況。選球眼がなく、三振も多い。せめて,280は打たないと使いものにならない。


ブレット・ヘイズ 12G 31AB ,226/,314/,355 1HR 2RBI 4BB 7SO 0SB / 16G 63AB ,220/,254/,322 1HR 5RBI
2BB 9SO 0SB (AAA)

ベイカーの故障に伴い対右の捕手として昇格。マイナーでの最高OPAは,716だが、メジャーに上がると打数は少ないもののそこそこ打つ。来年はベイカーとの併用要員として1年間メジャーにいることができるか。


ブライアン・ピーターセン 12G 16AB ,063/,118/,063 0HR 0RBI 1BB 4SO 0SB / 64G 258AB ,254/,336/,329 2HR 16RBI 24BB 43SO 5SB (AAA)

08年にはA、A+、AAで131試合に出場し、23HR・23SBをマークし、コグランのようになるかと期待したものの初のメジャーでは初打席安打をマークしたが、その後は全く打てずにマイナー降格したがAAAでも打てず。


ドニー・マーフィー 3G 2AB ,500/,500/1,000 0HR 0RBI 0BB 1SO 0SB / 57G 224AB ,277/,335/,519 12HR 35RBI 16BB 41SO 0SB (AAA)

07,08年にA'sで88試合に出場したが結果を残せず。しかし長打力は発揮しており、パワーがあることは証明した。守備もバーデンほどではないが上手く、総合的にはバーデンより上のユーティリティ。これから出番を与えられるはずで、ビーンに期待された選手がFLAで開花することができるか(マイヤー、ベイカーのように)。



~総括~

1番コグラン、2番メイビンが共に大不振に陥ったのが痛かった。せっかく毎年春先絶不調のアグラとロスがよく打っていただけに、この二人が機能していれば・・・と思うと残念。

四球の少なさ、三振の多さ(さらに加えると全く怪我をしないのも)はまぁいつも通りといった感じ。HRがあまり出なくなったので、足の速い選手もいることだしもう少し走らせてもいいのではないかぁとも思った。

ベイカーの離脱も痛かった。ポウリーノに正捕手はやはり無理がある。

ベイカーが健康で、コグランとメイビンがそこそこやっていればファイヤーセールを実施せずに済んだ可能性が非常に高かったはずだ。


バインフェストはすでに「選手放出する」と宣言したわけだし、カントゥ、アグラ、ロスが売られるのはほぼ確実。ロスを放出するとOFがいなくなるので(コグランの2B転向が濃厚ため)もしかすると残すかもしれないが、後半戦はプロスペクトを育てる時間となりそう。

特にマイナーでは毎年好成績を収めているモリソンがどこまでやれるか期待。