今回は野手。


とりあえず、今現在のメジャー戦力(40人枠に入っている選手のみ)


C・・・スズキ、1B・・・バートン、2B・・・エリス、SS・・・ペニントン、3B・・・クーズマノフ、OF・・・クリスプ、スウィーニー、デイビス、DH・・・カスト


控え・・・パウエル(C)、チャベス(1B)、フォックス(C、1B、3B)、パターソン(2B、OF)、バック(OF)、グロス(OF)、ロザレス(1B、2B、3B、SS)、トレソン(2B、3B、SS、OF)、カーター(1B、3B、OF)



見た目通り、今季も長打力は昨年同様ほとんどないだろう。

たが、若手主体のメンバーとなった昨年の後半戦はホリデイらがいたころよりも得点力が増したため期待はできる。リーグ4位の盗塁数(133)を記録した昨年に引き続き、今季も機動力を駆使する可能性が非常に高い(ちなみに、07年はリーグ最下位の52個)。

守備力も同地区のマリナーズには及ばないものの、かなり高く、今季も守り勝つことが多くなりそう。

もちろん、昨年後半の打線ならば得点力にも困ることもないだろうが、果たしてどうなるか・・・。

控えもよく、即穴埋めなどもできる。

もし低迷することがあれば、昨年同様シーズン途中にクーズマノフ、デイビス、クリスプらを売り、マイナーの選手を昇格させるだろう。



投手編でもしたように、簡単な選手紹介。


スズキ・・・キャッチャーにも関わらずここ2年で計295試合出場と驚異の忍耐力を誇る。昨年はHR、RBIが08年と比べて倍増も、四球が14減ったため出塁率は,313。そのため、OPSも微増しただけだった。マイナーには四球の神様がいるだけに、今シーズン限りで放出? また、エイデンハートらが死亡した事故で、生還した学生時代のチームメートの手術費用などをチャリティーで集めるなどすばらしい性格の持ち主。


バートン・・・昨年はマイナースタートも、ジアンビーの解雇でレギュラーに。9月は,894OPSと大活躍。選球眼が非常によく、打撃もいいがホームで全く打てないことが弱点か(ホームで,666OPS、アウェイでは,921OPS)。


エリス・・・守備型選手。打撃はメジャーデビューから毎年、好調→不調→好調→不調のサイクル。08年は不調、昨年は打率は良かったもののOPSは08年並みで、今季はどうなるか。


ペニントン・・・両打ちだが、右打席の方が得意。パワーはないものの、肩、選球眼、足、守備は良い。今季は初のフルシーズン。


クーズマノフ・・・早打ち。ペトコで,220/,280/,382と大苦戦し、ようやく離れることができたものの再び投手有利の球場。左投手に強く、本来なら併用が最適。


クリスプ・・・両打ちの俊足選手。インディアンス時代に2ケタHRを2度記録も、パワーには期待できない。通算,277/,331/,407の選手にビーンが525万も払ったということは期待できるのか?


スウィーニー…マカフィーで全く打てないため打撃成績は平凡だが、本来ならかなり優秀な選手。守備はリーグ屈指。元投手ということもあり、かなりの強肩。あとはマカフィーで打つだけ。


デイビス・・・レフト前ヒットで一塁からホームインするなど、異常なほどの俊足。昨年大ブレイクを果たし、右も苦にしない。ただ、選球眼が悪いため打率が下がるとタベラスのような扱いになるかも。


パウエル・・・元トッププロスペクトだったが怪我が多く、昨年ようやくデビュー。マカフィーで長打率,459と長打力が魅力の選手。両打ちだが左投手には弱い。


チャベス・・・チームのスター選手だが、ここ3年間は怪我だらけ。今季は何度も手術した肩、腰のために1Bへ転向。1B、DHとして復活なるか。怪我をするまでは6年連続ゴールドグラブを受賞しており、守備力はメジャー屈指だった。


フォックス・・・強打のユーティリティー。昨年は打者有利の本拠地で全く打てず、アウェイでよく打った。また、右打者にも関わらず左に弱く、右に強いのでクーズマノフとの併用がいいかも。


パターソン・・・兄のコリー同様、選球眼のない選手とされていたが9月は出番が少なかったにも関わらず13個四球を選ぶなど、,362/,492/,489と大活躍した。通算89試合で16盗塁(失敗は2度)。


バック・・・元トッププロスペクトも、08年からは怪我と不振で評価は一気に落ちた。ルーキーイヤーの07年は,855OPSで、1,005OPSと左投手を得意にしていたのだが・・・。


グロス・・・選球眼、守備に優れる選手。左は大の苦手なため、あくまで守備要員と考えるべきだろう。


ロザレス・・・400万が無駄になる可能性が高かったにも関わらず獲得した選手。内野全てと、外野も一応経験はある。打撃は昨年大苦戦したものの、マイナー通算は,289/,364/,491。果たして化けるか。


トレソン・・・ウェーバーでツインズから獲得。マイナーでの成績は平凡で、なぜ獲得したのかは謎。ユーティリティーはフォックスやロザレスが務める可能性が高いだけに、すぐに放出されそう。


カーター・・・マイナー屈指の長距離打者。昨年はAA、AAAで,329/,422/,570 28HR 13SBと大活躍。08年には39HR。



ところで、マネーボールに書いてあった「盗塁禁止」や「守備力軽視」と逆のことを現在は行っている。「盗塁禁止」は、デイビス加入後の盗塁数激増でなくなり、「守備力軽視」はクリスプへの高額投資(1年525万)やクーズマノフ獲得で「守備力重視」へと変わっている。ビーンが一体何を考えているのかは全く分からないが、マイナーには主砲候補がずらりといるため、あくまでこの機動力重視の方針はマイナーの選手が育つまでの「繋ぎ」である可能性が高いと思っている。



そのマイナーだが、投手同様質の高い選手が集まっている。


ジョシュ・ドナルドソン C・・・昨年124試合で80四球。来年の正捕手候補。


エイドリアン・カーデナス 2B・・・AAでは良く打ったが、AAAでは不振。3B転向の可能性が高い。


ショーン・ドリトル 1B、OF・・・08年A+で86試合18HRの主砲候補。昨年は怪我で28試合のみ。


エリック・ソガード 2B、SS、3B・・・選球眼は○。パワーも伸びる可能性があり、期待できる。


コリー・ブラウン OF・・・08年30HRも、ドリトル同様昨年は怪我。足もまずまずあり、259試合で26盗塁。


マイケル・テイラー OF・・・かなり優秀な選手で、2年連続でOPSは944以上。交換相手のウォレスよりも実力はあるはず。


ジェマイル・ウィークス 2B・・・兄とは少し違い、パワーはないものの打率を残せる選手。選球眼もよく、トップバッターとして期待。


グラント・グリーン SS・・・昨年のドラ1。守備は平均だが肩、送球、パワー、足は非常にレベルが高く、30-30も可能な選手。A'sとしては破格の270万もの契約金を出しただけに、かなりの期待ができるだろう。月刊スラッガーでは14年までペニントンがSSのレギュラーとなっていたが、遅くとも12年には確実にグリーンがレギュラー。


マックス・スタッシ C・・・昨年のドラ4。打撃と守備の評価が高く、将来の正捕手候補。4順目指名にも関わらず、契約金は150万とこちらも破格。


☆神父のプロスペクト

グラント・デスメ・・・昨年はウィンターリーグの成績を合わせると40-40達成。かなり期待されていたものの、神父になるため引退。8月には神学校に入学予定。



A'sの将来は明るい。

かなり評価の高い選手がマイナーにもたくさんいるので、補強する必要がないというのが現状。マイナーが壊滅状態のマーリンズファンとしてはうらやましい限りだ(そのマーリンズは今オフ、大量にプロスペクトを入荷予定)。ビーンも言っていたが、昨年は投手のプロスペクトがメジャーに昇格した。そして次は野手のプロスペクトが昇格する。

カーターやテイラー、ウィークスやカーデナスが成長すれば、数年後には2000年代前半の黄金時代が復活する可能性が高いだろう。


また、今オフには長くチームを支えてきたチャベス、エリス、デュークシャーの3人がFAとなる。

さすがにエリスとデュークシャーの残留はないだろうが、チャベスがどうなるのか注目される。ビーンと同じ高校出身で、唯一FAとなった選手を長期契約で残留させただけに、残留か?




今年も怪我をしそうなチャベス。

だけどチャベスの打撃3Bでの守備 が見たい・・・




ちなみに、カーターやテイラー、アンダーソンといった投打の若手は、元をたどればマルダーに辿りつく。


マルダー⇔ヘイレン、カレーロ、バートン 

ヘイレン⇔アンダーソン、カーター、スミス、ゴンザレス、イブランド、カニンガム

スミス、ゴンザレス、ストリート⇔ホリデイ⇔ウォレス、モーテンセン、ピーターソン

ウォレス⇔テイラー

カニンガム⇔ソガード



ドラフトで獲得したマルダー、ストリートだけでこれだけの選手が入れ替わった(笑)