まずは、現在確定している布陣から
SP・・・シーツ、デュークシャー、アンダーソン、ブレイデン
RP・・・ワーツ、ジーグラー、ディバイン、ブレスロウ
CL・・・ベイリー
次に候補
SP・・・ケイヒル、ゴンザレス、マッザーロ、モーテンセン、アウトマン(怪我で離脱中。復帰は後半)、
RP・・・キルビー、メローン、ブレビンス、トムコ、ジェニングス
簡単な選手紹介
シーツ・・・昨年全休も、1年1000万というビックリするような額で獲得。いまのところ怪我もなく、開幕戦で投げることができる模様。とにかく怪我の多い投手なので、20先発すれば合格か。また、もしシーツがオフにタイプAのFAとなった場合チームは調停申請をしない、という契約のためシーズン途中で放出される可能性が高い(チームが勝っていようが負けていようが、後半にはアウトマンが復帰するため放出が濃厚)。
デュークシャー・・・こちらも昨年ほぼ全休(マイナーで1登板)。次から次へと怪我をし、鬱にまでなった。今年も開幕は間に合わないとのことで、復帰は5月ごろ。
アンダーソン・・・将来のサイヤング賞候補。昨年後半のピッチングは圧巻だった。フルカウントからでも自信をもって投げるカーブは、すでに一級品。フォーシームも97マイルほど出る。昨年後半のピッチングを見る限り、今年サイヤングを取っても不思議はない。
ブレイデン・・・昨年の開幕投手。打たせて取るピッチングが持ち味で、制球の良いスミス(08年在籍のグレッグ・スミス)といった感じ。
ケイヒル・・・将来はアンダーソンと左右のエースとして期待されているが、昨年は残念な結果に。それでもマイナーでの成績はアンダーソンと大差なく、期待値は高い。制球力の向上、カモにされた左打者への対応が必要。
ゴンザレス・・・奪三振マシンだが、制球が悪すぎる。アンダーソンと似たようなピッチングスタイルで、大きく曲がるカーブが武器。四球を出さない試合は素晴らしく、とにかく制球力の向上が必要。
マッザーロ・・・6月に昇格し、その月は好投したもののその後は滅多打ち。マイナーでは通算500,2イニングで28被弾だが、メジャーでは91,1イニングで12本も打たれた。ただ、期待値は高く、ポストビッグ3の候補。
モーテンセン・・・シンカーボーラー。メジャーではフルボッコされた。マイナーでも中途半端な成績で、成長が必要。ただ、マカフィーには適した選手といえるだろう。
アウトマン・・・元々制球が悪かったものの、昨年はその制球力を向上させ、ローテ入り。12先発で1,16WHIPと好投を続けていたものの、トミー・ジョン手術で離脱。これがなければ新人王を獲得していた可能性もある。
ワーツ・・・縦に落ちるスライダーを武器に、78,2イニングで102個もの三振を奪った。制球力がかなり良くなったのが大きい。オフには契約延長。
ジーグラー・・・フォーシームばかり投げるのアンダースロー。昨年はクローザーとして開幕を迎えたが、不調で降格。ランナーを良く出すが、併殺で切り抜けるのが上手い。セットアッパーとしての実力はある。
ディバイン・・・こちらも制球力が向上した08年に45,2イニングで0被弾、防御率0,59と驚異的な成績を残したが、昨年は全休。ドラフト指名年にメジャー昇格を果たしたエリートだけに、復活を期待。
ブレスロウ・・・スライダーが武器の秀才。昨年は途中移籍し、60登板で7勝と大きく飛躍(シーズンでは77登板で8勝)。今年も期待できる。
ベイリー・・・元はスターターだったが、リリーフに転向してから四球数が減り、昨年新人王を獲得した。前半にゲレンが平気で2イニング投げさせたため後半戦は疲れが見え、不安定だった。ただ、今季はリリーフが何人もいるので適度に休みを取ることができ、昨年並みの成績を残すことができそう。カッターが武器。
キルビー・・・昨年デビューし、11登板で2失点。四球が少なく、三振を奪える投手で今季も期待できる。05年ドラフト29順目の選手。独特なフォームで、内野フライを打たせるのが得意。
メローン・・・フォーシームが武器の奪三振マシン。昨年は4チームに在籍。メジャーでは6登板で11奪三振、無失点に抑えた。メジャーデビューは07年。
ブレビンス・・・カーブが武器の左腕。昨年は20登板。防御率はよくなかったものの、内容はよく、今季は期待できる。マイナーでは322,1イニングで374奪三振。
トムコ・・・昨年解雇されたところを拾われ、予想外の活躍。ただ、自身2度目の完封で通算100勝目を挙げた試合で肩を痛め、復帰は5月ごろ。いまだに97マイルのフォーシームを投げることができるが、相変わらず被弾が多い。
ジェニングス・・・元新人王。昨年リリーフに転向し、今季もリリーフの予定。制球が悪く、四球は多いが三振を取るタイプでもなく、マカフィーに適した投手か。
スターター・・・シーツ、デュークシャーの怪我が心配だが、二人で40先発すれば十分合格だろう。ブレイデン、アンダーソンの二人は1年間ローテーションを守ることができるだろうし、5番手候補の4人も制球さえ向上させることができればすぐにでもローテに入るだけの力はある。後半にはアウトマンも復帰する予定で、層はかなり厚い。もちろん、若いので全員がダメになる可能性もあるが、一気に化ければとんでもないことになるだろう。
リリーフ・・・月刊スラッガーで☆9という評価だったリリーフ陣は、今年も安泰だろう。ベイリーが2年目のジンクスに陥ったとしてもディバイン、ワーツ、ジーグラーで穴埋めが可能で、ブレスロウがダメでもブレビンス、キルビーといる。日替わりでリリーフのローテーションを組むこともできるだろうし、知名度は低いがかなり贅沢な顔ぶれだ。
追記:ルール5ドラフトで、キャッセバというリリーフを獲り、1年間メジャーのロースターに入れないといけないのですが、即返還となりそう。キャッセバを使うならジェニングスの方がマシだろうし。
マイナーには、ここ3年間負け続けた代わりに、優秀なプロスペクトが集まった。
SP・・・ペドロ・フィゲロア、ジェームズ・シモンズ、タイソン・ロス、デ・ロス・サントス、ベン・ホーンベック、アンソニー・カプラ
RP・・・ヘンリー・ロドリゲス(昨年メジャー昇格)、サム・デメル、ミッキー・ストレイ
この中でも08年ドラフト31順目のストレイ、32順目のホーンベックは昨年素晴らしい成績を残した。
ストレイは44登板で0,68WHIP、71奪三振と驚異的な成績を残し、1Aからのスタートだったにも関わらずシーズン終了時には3A。もしかすると、今季中の昇格もあるかもしれない。
ホーンベックは116,1イニングで159奪三振(12,30 K/9)と飛躍し、2Aも経験した(ここでは1登板で7失点)。
~総括~
現時点で、メジャー、マイナーにはかなりの数の若手がいる。
確実にローテ5人は揃うだろうし、かなり強力なメンバーだ。昨年のチーム防御率は4,26だったものの、DIPSは4,13と地区内ではトップだった。これに健康時はエース級のシーツ、デュークシャー、ディバインが加わるのだからさらに良くなるだろう。
ただ、昨年メジャーで登板した投手の平均年齢は25,3歳と異常に若い。今季も同じような年齢なので成長に期待できる。何度も言うことだが、突然制球難に陥ったりして使い物にならなくなるかもしれないが、一気に化ければ手のつけようのない投手陣になることもある。06年の「新人4人が2ケタ勝利」、07年の「先発陣が故障で壊滅」で天国と地獄を経験したチーム(マーリンズ)の例もあるだけに、どうなるかは分からない。
それでも「期待」は十分に持てる。ここ数年の中では一番良い投手陣で、メンバー的には最後に勝ち越した06年よりもはるかにいい、これは確実だ。
ただ、「結果」はシーズンが始まってみないと分からない。
余談だが、このチームの投手は下位指名選手がよく成長するようだ。
ストレイ、ホーンベックの他に、ブレイデン(04年24順目)、アウトマン(05年10順目)、ジーグラー(03年20順目)、ブレスロウ(02年26順目)、ブレビンス(04年17順目)、キルビー(05年29順目)、ワーツやデュークシャーも下位指名だった。
おまけ
Dバックスのアップトンが6年5125万での契約延長に合意したとのこと。