昨年マーリンズの主力だった選手のうち、ヘンドリクソン、ローズがFAで、ウェクター、ネルソン、トレーナーがN-FAで、ウィングハム、オルセン、グレッグ、ジェイコブス、アンディーノがトレードで放出された。
その選手たちの今季の成績をチェックしてみた。
ヘンドリクソン → BAL
08年 36G 19GS 7-8 133,2IP 148H 17HR 81SO 48BB 5,45ERA 1,47WHIP 4,72DIPS
故障者続出のため開幕投手を務めたものの、KOされ続けて敗戦処理に降格。
09年 53G 11GS 6-5-1 105IP 116H 16HR 61SO 33BB 4,37ERA 1,42WHIP 4,96DIPS
防御率は良くなったもののDIPSは悪化。オリオールズとは再契約する模様。ちなみにキャリア初セーブ。
☆ローズ → CIN
08年 61G 4-1-2 35,1IP 28H 0HR 40SO 16BB 2,04ERA 1,25WHIP 2,29DIPS
マリナーズとのトレードで移籍。加入後は25試合でわずか1失点とチームに大きく貢献した。
09年 66G 1-1 53,1IP 37H 3HR 48SO 20BB 2,53ERA 1,07WHIP 3,26DIPS
2年契約で移籍。53,1投球回は03年以来の多さだったが疲れることなくかなり良い投球をした。
☆ウェクター → KC
08年 48G 4-2 63,1IP 63H 7HR 46SO 21BB 3,69ERA 1,33WHIP 4,18DIPS
今年のバーデンホップと同じような起用をされ、2年ぶりのメジャーマウンドでキャリア最高の成績を収めた。
09年 5G 0-0 5,1IP 9H 2HR 3SO 3BB 8,44ERA 2,25WHIP 8,64DIPS
怪我で全く役に立たなかった。
☆ネルソン → TBR
08年 59G 3-1-1 54IP 42H 5HR 60SO 22BB 2,00ERA 1,19WHIP 3,40DIPS
高い奪三振力を武器にキャリアハイの成績を残した。ただしBABIPは,268と運に恵まれていた感も。
09年 42G 3-1-3 40,1IP 32H 7HR 36SO 27BB 4,02ERA 1,47WHIP 5,69DIPS
BABIPが,229だったにも関わらず防御率は4点台。DIPSも5点台と悲惨。
☆トレーナー → DET
08年 65G ,238/,306/,301 2HR 23RBI 53SO 18BB
前年のOPSは,749だったものの一転して不振。ベイカーにレギュラーの座を明け渡し、控えの座もロデューカに明け渡してしまった。ちなみに04年から5年間控え捕手を務めた。
09年 4G ,000/,071/,000 0HR 0RBI 4SO 1BB
怪我もありわずか4試合の出場に終わり、14打席で1本のヒットも打てなかった。
☆ウィリングハム → WAS
08年 102G ,254/,364/,470 15HR 51RBI 82SO 48BB
開幕当初は絶好調も、怪我で2ヶ月ほど欠場してからは不振に。それでもOPSは,834と優秀。
09年 133G ,260/,367/,496 24HR 61RBI 104SO 61BB
昨年とは違い、開幕から絶不調だったものの中盤に大爆発。打率3割をキープしていたものの最後は・・・。ちなみにRC27は4年間で 6,3-6,2-6,2-6,4 P/PAも通算4,04と優秀で、元捕手なだけに肩も強い。過小評価されがちだが腰の怪我さえなければ非常に頼りになる選手。
☆オルセン → WAS
08年 33G 33GS 8-11 201,2IP 195H 30HR 113SO 69BB 4,20ERA 1,31WHIP 5,04DIPS
キャリア初の200イニング突破も、被本塁打は自己ワースト、奪三振率も2年連続減少でDIPSは5点台。
09年 11G 11GS 2-4 62,2IP 83H 11HR 42SO 25BB 6,03ERA 1,72WHIP 5,30DIPS
期待は高かったものの怪我で登板数は前年の3分の1。ただ、奪三振率はアップ。N-FAになるのではという噂。
☆グレッグ → CHC
08年 72G 7-8-29 68,2IP 51H 3HR 58SO 37BB 3,41ERA 1,28WHIP 3,70DIPS
HR/9は向上したものの、B/9、K/9は悪化し、さらにセーブ失敗を繰り返し、8敗を喫したため終盤にはリンドストロムにクローザーの座を奪われた。
09年 72G 5-6-23 68,2IP 60H 13HR 71SO 30BB 4,72ERA 1,31WHIP 4,90DIPS
昨年の逆で、K/9、B/9が向上してHR/9が悪化。7度セーブ失敗し、420万分の活躍はできなかった。そして、なぜか本拠地では良かったもののアウェイでは滅多打ちにあい、左打者は抑えて右打者にボコボコにやられるという意味不明な内容だった。
ちなみにエンゼルスでのラスト3年間はBABIPが3,15↑だったものの、ナ・リーグにきてからの3年間は2,64↓。
☆ジェイコブス → KC
08年 141G ,247/,299/,514 32HR 93RBI 119SO 36BB
キャリアハイの成績を収めた。しかし、選球眼の悪さと左投手への弱さは相変わらずで32HRなのにOPSは,813と悲惨。
09年 128G ,228/,297/,401 19HR 61RBI 132SO 41BB
キャリアワーストの成績。114試合で17HRだった07年でさえ長打率,458だったのがわずか,401。三振数もワーストの数字で、左投手相手にはOPS,500とまたも大苦戦。対左のOPSが,816だった07年を除き左は全く打てていない。ちなみにホームでOPS,801もアウェイでは,587。
☆アンディーノ → BAL
08年 44G ,206/,254/,333 2HR 9RBI 23SO 4BB
ほぼ守備要員として出場も、全く打てず。
09年 78G ,222/,274/,288 2HR 10RBI 47SO 15BB
イズトゥリスが欠場中にレギュラー。左も右も全く打てない状態が続き、やはりレギュラーを任せるには力不足だった。唯一ホームでのOPSが,660と良かった(?)。守備は一流なんだけど・・・。
トレードで使ったグレッグ、ジェイコブス、オルセン、アンディーノの4人はトレードするのが1年遅れていたら引き取り先がなく、N-FAとなっていただけに素晴らしいタイミングで放出した。
N-FAとなった3人も残していたらただの金の無駄になったし、彼らがN-FAとなったときは「?」だったけどヒルとバインフェスト(GMと球団社長)は予想してたのかな?
↑の中で昨年と同じ、またはそれ以上の成績を残したのはヘンドリクソン、ローズ、ウィリングハムだけ。
ウィリス放出も1年遅れていたら引き取り先がなかった。
やっぱりヒルとバインフェストの目利きはすごい?
ちなみに、トレードで得た選手のうちヌネス、ペン、ボニファシオがメジャーに。ヌネスは軽い球を武器にクローザーを任されたもののすでに放出決定。ペンは四球王の座をものにし、マイナー降格。ボニファシオはNJ加入までレギュラーだったものの活躍したのは開幕数試合だけと結果はでなかった。
怪我だらけのセダ、行方不明のディーン、2Bのスモリンスキーがマイナーにいるが、彼らが活躍しないとこのトレードは大失敗に・・・。
ウィリングハム以外は残念な成績に終わったので放出は間違いではなかっただろうが、やはりウィリングハム放出は痛かった。
ウィリングハム⇔ヌネス、ペン、ボニファシオのトレードと考えても大失敗に終わったと言っていいだろう。
しかし、ヒル&バインフェストには「いかにヌネスで良い選手を連れてくるか」という重要な仕事が残っている。
これでそこそこ使える選手が来ればウィリングハム放出の傷口も埋まるかな・・・。