07年オフから、コッツェイ、ヘイレン、スウィッシャー、ハーデン、ゴーダン、ブラントン、スクータロと主力を放出し、大量の若手を手に入れた。
その選手の「その後」を書いてみます~
※成績は、今日の試合前までの成績です。マイナーはシーズンが終了しているので、シーズン成績。
☆スクータロ⇔グラハム・ゴドフリー、クリスチャン・ベル 1⇔2
・スクータロ・・・A'sでの4年間は準レギュラーとして活躍。ブルージェイズではレギュラーとして飛躍。特に今シーズンは 144G ,288/,379/,409 12HR 60RBIs 75SO 90BB 14SB と遊撃手の中でもトップクラスの成績。今オフFAなので、かなり良い契約を得られるかも。
・ゴドフリー・・・06年ドラフト34順目指名の25歳。昨年は31登板24先発で防御率5,05もDIPS3,67と内容は良かった。 今シーズンは2Aで 28G 28GS 11-8 3,50 159,1IP 153H 8HR 51BB 110SO DIPS3,43 と好成績を残した。
34順目ながらMLB昇格も近いかも。
・ベル・・・こちらも04年ドラフト11順目指名とそれほど期待されていない選手。2年連続怪我に泣かされ、計31登板に終わっている。ベルはこのまま終わるかも(24歳)。
結果・・・△
スクータロは選球眼は良かったものの、ここまで打つとは予想できなかった。
現時点ではloseだが、ゴドフリーの成長次第。今の時点では順調に成長しているといえる。
☆コッツェイ⇔ジェイミー・リッチモンド、ジョーイ・デバイン 1⇔2
・コッツェイ・・・怪我さえなければ安定した活躍を期待できる選手。守備もいいし、一塁と外野を守れるので使い勝手が良い。ただ、ヘルニアのせいで近年は出場機会が減っている。ブレーブスからレッドソックスを経由して移籍したWソックスでは、83打数で3HRとパワー面でいきなり復活。
・デバイン・・・サイドスローながら、150キロを越すフォーシームとキレの良いスライダーを投げる。
05~07年までで、19,2イニングで22四球と制球難だったが、昨年45,2イニングで15四球と改善された。さらに、被本塁打0、被安打23、自責点3で防御率は0,59と化け物のような活躍をした。今シーズンはクローザーとして期待されたものの、怪我で全休。怪我が多い選手なため、「リリーフ版ハーデン」という感じ。
・リッチモンド・・・昨年は163,1イニングで27四球、今季は76,2イニングで8四球と、デバインとは違い制球で勝負するタイプ。まだ23歳なので成長を期待できるが、現段階では先発4,5番手か、スウィングマンという評価。しかし、今季は全てリリーフでの登板で、リリーフとして育てるのかもしれない。
結果・・・◎
532,5万を負担したものの、コッツェイの見返りとしては十分すぎるほど。
デバインの故障暦は心配だが、保険としてリッチモンドもいるので一応は安心。
☆ヘイレン、コナー・ロバートソン⇔カルロス・ゴンザレス、アーロン・カニングハム、クリス・カーター、ブレット・アンダーソン、グレッグ・スミス、ダナ・イブランド 2⇔6
・ヘイレン・・・今やDバックスのエース。05年A's加入後から、5年連続216イニング&14勝以上をマーク。
奪三振が多く、四球が少ないすばらしい投手。特に前半戦は手を付けられない活躍だが、後半は大崩することあり。
・ロバートソン・・・04年ドラフト31順目指名。今季はショーンワイスとのトレードでメッツへ移籍も、MLBでの登板はなし。マイナーでも47登板で防御率4,27。
・ゴンザレス・・・昨年A'sで一時期レギュラーの座を掴んだが、活躍できず。オフにトレードでロッキーズに移籍し、80G ,277/,351/,510 12HR 26RBIs 16SB と飛躍したものの、三振の多さ(64)と四球の少なさ(27)は少し改善された程度。それでも守備は一流で、今後期待できる選手。
・カニングハム・・・ここ2年でMLB45試合に出場も、活躍できず。マイナーでは好成績を残している。将来は外野4番手クラスになるのではないかと見られている。レギュラーはちょっと厳しそう・・・。
・カーター・・・今や球団の野手NO.1プロスペクト選手。昨年39HRで評価を一気に上げた。今シーズンは28HRも、打率を7分上げ、OPSも6分上げた。来年の新人王候補と言っても過言ではない。
・アンダーソン・・・ものすごいカーブと150キロを越すフォーシームが武器の21歳。新人のスターターの中では最も良い成績を残している。勝ち星は10だが、164,2イニングで139奪三振、44四球と制球にも優れ、ジートより確実に期待できる選手。
・スミス・・・今シーズンは怪我で0登板も、ルーキーイヤーの昨年、32登板で7勝16敗、防御率4,16と活躍。しかし四球が多く、奪三振力もあまり無いため昨年と同じような成績を期待するのは無理かもしれない。
・イブランド・・・昨年29登板で9勝9敗、防御率4,34と活躍したものの、今シーズンは被安打と四球の嵐で戦力外にまでされた。しかし、前回の登板で5回を1点に抑えて今季2勝目。復活するかも。
結果・・・◎
お互いにとって良いトレードとなったが、Dバックスはプロスペクトを6人も取られてしまった。エースとして期待できるヘイレンを得たので仕方ないのかも。A'sとしては、アンダーソンとカーターを手に入れることができただけでも十分。
ちなみにスミスとゴンザレスは現在ロッキーズに。
☆スウィッシャー⇔ライアン・スウィーニー、ジオ・ゴンザレス、ファウンティノ・デ・ロス・サントス 1⇔3
・スウィッシャー・・・5年契約の1年目終了後にまさかの放出。ビーンがチャべスの次に気に入っている選手だし、まさかスウィッシャーまでという感じだった。
選手としては、典型的な「マネーボール型」打者。打席で辛抱強く粘り、Pit/PAは常にMLBでもトップクラス。
06年には35HR放っているが、その後は今季の27本が最多。一塁と外野全てを守れるため、非常に使い勝手の良い打者。性格的にヤンキース移籍は吉とでた。
・スウィーニー・・・パワーが伸びると期待されていたけど、昨年は5HR、今季は6HRのみ。守備はかなり上手く、このままパワーが伸びないとコッツェイによく似た打者になるだろう。それでもまだ24歳、成長を期待することはできる。
・ゴンザレス・・・MLBでも一級品のカーブが武器。同じくカーブが武器のアンダーソンとタイプ的には同じだが、アンダーソンと違い四球で崩れることが多い。今季86,1イニングで92奪三振も55四球。まだ24歳なので制球力が改善される可能性は高い。ジートの三振を奪うバージョンになれば言うことなし。
・サントス・・・かなり期待されていた選手だが、故障でここ2年間でわずか12登板。3Aから探してなんとルーキーリーグで見つかった。23歳で怪我だらけなのはかなり不安だが、実力は確か。
結果・・・○
スウィッシャーはWソックスで大不振に陥ったあと、ヤンキース移籍で復活。
スウィーニーは本当にパワーさえ伸びればかなり良い選手になる。ゴンザレスも四球さえ減らせば、先発2,3番手になれるが、今後どうなるか。もしゴンザレスを使えないと判断しても、あのカーブは本当にすごいので欲しがる球団も出てくるだろう。
☆ハーデン、ゴーダン⇔ショーン・ギャラガー、マット・マートン、エリック・パターソン、ジョシュ・ドナルドソン 2⇔4
・ハーデン・・・異常に高い奪三振率を誇るが、四球が多く、6イニング持たないこともしばしば。さらに毎年故障しており、健康面ではあまり期待できない。昨年は148イニングで181奪三振、今季は141イニングで171奪三振。ただ、今シーズンは被本塁打が多く、防御率は4,09とハーデンにしては悪い方。
・ゴーダン・・・球威はあるが制球力が全く無い選手で、四球を連発する。今シーズンはカブスを解雇され、パドレスを経由してヤンキースに移籍。まだ若いので今後成長を期待できるが、スウィングマンになりそう。
・ギャラガー・・・せいぜい先発4番手クラスという評価だった。A's移籍後は全く活躍できず、今シーズン途中パドレスに放出された。それでもまだ若く、今後成長する可能性も秘めている。
・マートン・・・06年カブスで1年間レギュラーだったものの、その後は活躍できず、結局A'sでも全く打てずに放出された。MLBに残れるかどうかは微妙で、リンデンのように日本へ行く可能性も十分ある。
・パターソン・・・マイナーではすばらしい成績を残すが、MLBでは全く打てない。足が速く、守備もまずまずなのでUTにならなれるかもしれない。ただ、A'sは若手野手が多いので、そこそこ打たないとMLBにすら上がれない。
・ドナルドソン・・・上の3人よりも現段階では期待できる。昨年110試合で34四球だったが、今季は124試合で80四球。9HRで91RBIと勝負強さも光る。守備はイマイチだが、スズキの選球眼があるバージョンとして期待できるだろう。昨年15HR放っているし、まだ23歳なのでパワー面は成長が期待できる。
結果・・・×
得た4人のうち、ギャラガーとマートンは放出され、パワーソンはあまり期待ができない。ドナルドソンはそれなりの活躍はするだろうが、まだMLB未経験。
ハーデンとゴーダンの見返りとしては物足りない。
☆ブラントン⇔ジョシュ・アウトマン、エイドリアン・カーデナス、マット・スペンサー 1⇔3
・ブラントン・・・5年で61勝を挙げている右腕。打たせて取るのが非常に上手いが、今季は奪三振率が上昇している。制球がよいため四球は少なく、怪我も全く無いため、計算できる投手。ちなみに来シーズンオフFA。
・アウトマン・・・05年ドラフト10順目指名ながら、順調に成長してきた投手。今シーズンはローテーションを任され、かなり良い働きをしていたが、トミー・ジョン手術のため復帰は来シーズン後半に。三振も取れるため、今後期待できる投手。
・カーデナス・・・06年ドラフト1順目指名で、MLBの2Bの中ではマイナー屈指の選手。選球眼に優れ、打率も残せるがパワーが伸びてこない。ここ2年で9HRと、パワー面での成長が今後の課題。将来20本近く打てるという評価もあるが、どうなるか。守備があまり良くないので、パワーが伸びなければウィークスにレギュラーを奪われる可能性が高い。それでもまだ21歳なので、十分成長を期待できるはず。
・スペンサー・・・07年ドラフト3順目指名。今シーズン123試合で19HR、91RBIとパワー面で成長したが、三振の多さと四球の少なさは改善する必要がある。まだ23歳で、今後もパワー面での成長が期待できるためMLB昇格も近い。
結果・・・◎
このトレードは大成功。ブラントン1人の見返りとしては十分すぎるほどで、「ハーデン、ゴーダン、ブラントン⇔アウトマン、カーデナス、スペンサー、ドナルドソン」のトレードと考えれば中々良いトレードとなった。
ホリデイのトレードといい、ものすごいトレードを仕掛けるね・・・ビーンさん
今シーズンオフはどうするんだろう?