蝙蝠のマスタバとナイル幻想 | まーりんのまりんエッセンス

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「海のエッセンス」「月のエッセンス」の物語

 

 

 

YouTubeでエジプト考古学者・河江先生の

階段ピラミッドの動画をみているうち、

 

さきのエジプト旅行で すごく印象に残った

<蝙蝠屋敷のマスタバ>を思い出していた。

 

 

 

 

 

マスタバNo.17

 

 

 

 

これはですね

 

スネフェル王の<崩れピラミッド>の目と鼻の先にあって

 

 

ピラミッドの瓦礫の山から見下ろしてたら

ちょうど遠足でやってきた子供たちが おーい!って手を振ってくれた、その先にみえてた謎の墳墓。

 

 

 

 

当時 旅行記にいろいろ書いたけど

 

 

 

 

 

 

崩れピラミッドよりも

このマスタバ17の”変な磁力” のほうがよほど強く、印象づけられたのです

 

 

 

 

 

うーこうして写真みるだけで

「うっ?」とくる特有の感覚、感慨深い。

 

 

あのときは、ガイドさんがここに入る許可をその場でとってくれて

「すっごく狭いところ通るし、臭いもするから、入るのはチャレンジしたいひとだけにしましょう!」

 

 

なかが暗いのはどの墓も同じだけど、

ここは生臭いような変な臭いと一種異様な雰囲気。

 

 

ここには、ちいさい蝙蝠がたくさん住んでいる。

 

ガイドさん曰く、神官の墓には、その神官にあった(その波動に同調する)動物だけが住み着くことができる。 蝙蝠だったり、犬だったり、蛇だったり。 何が居着いているかをみれば、そこに眠っていた神官の職能的性質も推測できることになる。

 

ホルスはハヤブサ、トトはヒヒといった具合にその動物がもつ能力で姿かたちを規定しているのであれば、蝙蝠は何を象徴しているか。 

 

わたしは、「見えないものを見る」力だと思う。

 

マスタバ17の蝙蝠たちは

ここは王族や貴族ではなく魔術師がいた場だと教えている

魔術は王族ではなく神官のものだった

 

 

・・・・・・・・

 

 

とか妄想にふけってたら

 

 

 

なんと!

マスタバ17を

河江先生が動画にあげておられるのを発見!

 

よくぞこのマイナーな場所を~

 

 

メイドゥムの崩れピラミッド

そのそばにある巨大マスタバNo.17

潜入取材!

 

マスタバ内の蝙蝠たちも ばっちり写ってます!

 

 

 

 

マスタバ内を動画でみれるなんて

感激です

 

 

この動画でわかったですが

 

マスタバ17の被葬者はいまだ不明なんですね・・・

 

そしてマスタバ17の棺は、一枚岩の花崗岩の棺としては最初に作られたもの、だそうです。

 

 

 

 

 

で書いたけど、

 

・このマスタバだけ、上部構造に崩れピラミッドと同じ石(端材)が使われている

・石室を構成する石材の加工精度(面の平滑さ、角部の精巧さ、組み立て精度)は、他のマスタバ以上というだけでなく、崩れピラミッド以上

 

ということで 既に別格扱いでしたが

棺の材質からも

マスタバ17は特別だ、といえますね。

 

 

そして 動画だと 幸か不幸か、

あのニオイは漂ってこないのですが

いまだチャレンジングなスポットであるというのは、なんかうれしいです。

 

 

 

 

 

河江先生のYouTubeでは、そのほか

フィラエのイシス神殿なんかも

再訪している感じで 懐かしく観ています

 

 

 

 

2019年2月に訪れたときは、こんな花が咲いていました。

撮影時期が違うからか、これは動画になかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

フィラエ島にいく前日に泊まったオールドカタラクトホテルの部屋に飾ってあった写真。 アスワンダム以前のフィラエとイシス神殿は、ナイル増水期はこんなだった、という貴重な一枚。

 

ちなみにオールドカタラクトは、アガサクリスティが「ナイル殺人事件」を執筆したホテル。エレベーターも鉄格子の、映画でしかみたことないやつで、究極にクラシカルだった。

 

 

 

七色の魔術師まーりん

 

 

 

 

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