みなさん こんばんは
明日からまた猛暑になるそうです
水分補給を忘れずにね
こんな記事を見つけました。
4歳のゴリラ、罠を破壊し仲間を守る(ナショナル・ジオフックより)
July 20, 2012 ルワンダの森林で2頭の若いマウンテンゴリラが協力し、密猟者の仕掛けた罠を破壊したという。仲間の1頭が罠で殺されてから数日後の7月17日に確認された行動だ。

現場の保護区にあるダイアン・フォッシー・ゴリラ基金、カリソケ研究センターのゴリラ・プログラム・コーディネーター、ベロニカ・ベチェッリオ(Veronica Vecellio)氏は、「罠を破壊する子どものゴリラが目撃されたのは今回が初めてだ。世界的にも聞いたことがない」と話す。
マウンテンゴリラが生息するルワンダの火山国立公園では、野生動物の肉を狙う猟師がロープと木の枝で作った無数の罠を仕掛けている。標的はアンテロープ(レイヨウ)などだが、類人猿も罠にかかる場合がある。屈強な成体のゴリラは脱出できるが、命を落とす子どもも多い。
7月中旬、罠に捕らえられたングウィノ(Ngwino)という子どものゴリラを研究センターのスタッフが見つけたが、手遅れで死んでしまった。逃げようとしたときに肩が脱臼し、ロープが脚に深く食い込んで壊疽(えそ)が広がっていたという。
「猟師たちはゴリラには興味がないようだ。比較的運びやすい小型の類人猿でも売買する気はなく、置き去りにされて死んでいる」とベチェッリオ氏は述べる。
◆単純な仕掛け
ベチェッリオ氏によると、密猟者は木の枝や竹の茎に、輪縄(わなわ)を結び付けて罠を作る。木の枝をロープで引き下ろし、枝がピンと張った状態で石や棒で輪縄を地面に固定。最後に植物で罠を覆ってカモフラージュするという。
動物が小枝や石を少し動かすと、木の枝が上に跳ね上がり、獲物に巻き付いた輪縄が閉じる。体重が軽い動物なら、宙づりになってしまう。
◆子どものゴリラ、罠を出し抜く
カリソケ研究センターのスタッフは絶滅危惧種のマウンテンゴリラを保護するため、毎日森の中を徹底的に捜索し、罠を撤去している。国際自然保護連合(IUCN)によると、マウンテンゴリラはレッドリストのランクが「野生絶滅(EW)」に上がるリスクが非常に高いという。
7月17日、捜索スタッフのジョン・ンダヤムバジェ(John Ndayambaje)氏は、「クリャマ(Kuryama)」というゴリラの群れのすぐ近くで罠を発見した。解体しようと近づいたが、シルバーバック(背中の毛が銀色に変化した13歳前後のオス)のブブ(Vubu)が低くうなり、留まるよう警告したという。
すると突然、2頭の子どもが罠に向かって走って行った。オスのルウェマ(Rwema)とメスのデュコール(Dukore)で、いずれも4歳前後だ。
ンダヤムバジェ氏と数人の旅行者の見守る中、ルウェマは曲げられた木の枝に飛び乗って折り、デュコールが輪縄を外した。
2頭はその後、近くに別の罠を見つけて走り寄った。捜索スタッフが見逃していた場所だった。ティーンエイジャーのテテロ(Tetero)もやって来て、3頭で同様に破壊したという。
◆ゴリラの戦術
一連の行動の速さから、若いゴリラたちが巧妙に罠を破壊したのは今回が初めてではないとベチェッリオ氏は考えている。「確信的な行動だった。何をすべきか理解しており、目的を遂げると次に向かう」。
「クリャマ」グループのシルバーバックは何度か罠に掛かっているため、子どもたちは危険性を察知していたようだ。「破壊した理由ははっきりしている」とベチェッリオ氏は語る。
◆ゴリラは“非常に器用”
NPO団体「マウンテンゴリラ獣医プロジェクト(Mountain Gorilla Veterinary Project)」の常任理事を務める獣医マイク・クランフィールド(Mike Cranfield)氏は、このニュースを聞いても驚かなかったという。「道具を使う動物としては、常にチンパンジーの名前が挙がるが、状況によってはゴリラも非常に器用な行動をとる」と話している。
Photograph courtesy Dian Fossey Gorilla Fund
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