昨日、メタルアルバムの紳士録のような本をいただいた!
(紙飛行機様、ありがとうございます)






…なかなか凄い本です。


そこで、筆者も真似して選んでみた。


「村上的・メタルの基本10枚」がコチラ↓




アイアンメイデン
「パワースレイブ」

メイデン5枚目で初期の最大傑作。
1曲目「撃墜王の孤独」があまりにも有名だが、むしろ「老水夫行」を曲にした超大作にスティーブハリスの天才を感じる。
もはやプログレ?







ラウドネス
「サンダー イン ジ イースト」

本邦が誇るラウドネスの5枚目。
冒頭「クレイジーナイト」は米チャートに載った(日本人としては坂本九の次。宇多田ヒカルの前の快挙)
ギターの音が実に硬い。決してヤワなメタルではないのだ!







インペリテリ
「アイズオブハリケーン」

世界一早いギタリストと言われたインペリテリだが、決してクラシカル寄りにならない楽曲はメタルの王道。
やはりロブ・ロックのボーカルがイイのだ。







カーカス
「スワンソング」

カーカス1~3枚目のアルバムはジャケットに死体や肉塊の写真をちりばめたグロいもので、当然内容もグロいメタルだったが、4枚目「ハートワーク」で世界的メロディックデスに進化した。
5枚目の本作は更に楽曲が良い。







アモルフィス
「テイルズ フロム ザ サウザンド レイクス」

北欧メタルはメロディックなのだ。
中でもこれは代表格。フィンランド叙事詩「カレワラ」をテーマに、やたら頭に残るメロディを繰り返すデスメタル。
中でも⑥「Drowned Maid」はメロデスの最高峰。聴くべし!







メタリカ
「メタルジャスティス」

メタリカは2または3枚目がイイとされるが、筆者は断然これ。
長尺な大作曲が多く、中でも「One」はドラマチックてすらある。







ブラックサバス
「Vol.4」

古い作品(1972)だが、今なおメタルの祖として多くのミュージシャンが崇拝するサバス。どのアルバムも必聴だが、4枚目の本作は特に評価が高い。実に重い曲が多い。それもそのはず、ギターは1音半下げ。
このベロンベロンの弦でなくては、一曲目冒頭のギターの雰囲気は出ない。







アンスラックス
「アマングザリヴィング」

メタリカあたりと比べると、良くも悪くも「ふざけた」感のあるアンスラックス。
スラッシュメタルが、メタルとパンクを合わせたもの、と言われるようになったのはアンスラックスが原因だと思う。
「One World」の咆哮がカッコいい!







スコーピオンズ
「暴虐の蠍団」

これまた古い。ウリロート時代のスコーピオンズ。
このアルバムの良さは、名曲「カロンの渡し守」に尽きる。
後にイングヴェイもカバーしてるが、ギターは完全コピーに近い。それだけ完成度が高かったということだろう。







オジーオズボーン
「ダイアリーオブアマッドマン」

ブラックサバスのボーカルである。
つまりオジーこそがメタルの帝王。
オジー作品中、最も「暗い」のがこのアルバム。
悲劇の予兆?
というのも、リリース後ギターのランディ・ローズは飛行機事故で他界。