「赤ワインにはチーズ」

これはわかる。
赤ワインの渋みをチーズが和らげて、赤ワインがスイスイ飲める。

しかし逆は真ではない。

つまり
「チーズには赤ワインではない」


我々は固定観念に縛られて、何の疑いも持たずに、チーズに赤ワインというが、チーズを引き立てるのは絶対に白ワインである。

実際、チーズフォンデュで、チーズを伸ばすのには白ワインが使われてる。

つまりどちらを優先するか、という話。

チーズ側から見ると白ワインのほうが合うのだ(←反論ありそう)


ではジンギスカンはどうか。

あの脂っこい、濃い味の肉料理。口中をサッパリさせるにはビールが合う。

…と言われているが、だからといってジンギスカン自体とビールが合うことにはならない。

ただサッパリさせる、という消極的理由で疑いも持たずにビールを選ぶのは、「常識」という単なる多数説に踊らされて、何も自分で判断していないということ。

まあ味が損なわれないから、とりあえず「ビールと合う合う~」と納得する情弱(←イヤな単語だ)は多い。
そういう人にこの話をするとムキになるからやめている。

サッパリさせるだけなら、むしろ甘味もあるコーラのほうが合う。

極論だが、ジンギスカン肉をビールに浸して食べたらたら味は変わるが、コーラだと整う(←これまた反論ありそうだな)

本当はジンギスカンという料理に味覚として合うのは日本酒である。

日本酒は調味料でもある。
ジンギスカンのタレの材料にも日本酒が使われている。合わないハズがない。

問題は、ジンギスカンの量とバランス良く飲むと日本酒は最低でも4合は必要なこと。
酔って味覚を失っては本末転倒である。

どこかにノンアルコール日本酒ってないか?

※筆者は絶対に飲まないけど