BOOK・OFFに
青チャート数学Ⅱ・B
が売ってた。
200円だったので(重たいけど)即買いした。

私が高校生のころとは教育課程が違うが、どうやら基礎解析と幾何のよう。


これを休日にひもといて、最初から問題を解いていくと、何と!高校時代とは全く違った視野で数学を見ている自分に気がついた。
これって成長?進化?老化?
…この感覚、ちと説明しづらいな。

たとえば冒頭の例題1

2x^3 - 5x^2 -5

2x^2 -1
で割った商と余りを求めよ。

※注
x^3はxの三乗のこと

要するに普通の割り算と同じ方法で、数式も割り算できる、というだけの話。
昔は機械的に解いていた問題。簡単簡単。

ところが、である。

ふと、こんなことに気がついた私。

これを応用すると

分数式の分子の次数を分母より下げることができる!

なんのこっちゃ、と言うなかれ。
分数式は分子の次数が分母より低いほうが圧倒的に計算がラクなのだっっ!

こうした大局的俯瞰をする自分に満足して、例題1で早くも疲れた頭を休めるべくタバコを一本ふかす。愉悦のひととき。


次の項に進むと、早速分数式が出てきた。しかも「割り算を利用して次数を下げろ」とある。

なんだ。この著者も考えてることは一緒か。
なにやら数学オタク同士の意思のソツウに一人ほくそえむ私。


数学って、実に明瞭に「積み重ね」の構造になってる。
だから、どんな人でも小中学校の教科書まで戻れば数学再入門が可能だと思う。

頑張ればフェルマー最終定理の証明くらい出来るようになるかも←それは難し過ぎ