店で、英単語が会話に出てくると「それって日本語で何?」と尋ねられる事が時々ある。


専門家でない筆者は、いわゆる「学校的模範解答」が言えないこともあって、かえって混乱を招く場合も多々。


しかし
ここで弁解、というか筆者の言い分!

例えば
「アップル」は「リンゴ」でいい。
日本語では他に言いようもない。


では
「アイデンティティ」はどうか。

辞書に「自己同一性」と書いてあるから、そう答えるべき…
…なのは受験生だけで充分だ。

筆者はその時
「らしさ」
と答えたが、相手は納得していないみたいだった。
むしろ日本語でも「アイデンティティ」のまま使われているようだが。


エヴァの曲という事で「テーゼ」の意味を訊かれた時は
「それに対応する日本語の単語は無いョ」
と答えた。
相手は内心、筆者を「大学行ってたクセにその程度」と思っているだろう。
まさに残酷な天使!!

辞書には恐らく「定律」などと載っているハズだが意味は深すぎる。
説明には英語教師より、哲学講師の方が良さそうな問題だ。



英語と日本語は、単語ベースで1対1ではないので、単語先行の学校教育では

"I think so, too."

なんて英語は

「私もそう思う」

としか訳せなくなってしまう。


ちなみに筆者ならば
「たしかにな~」
あるいは
「本当だねぃ」
と訳す。

プロの翻訳家なら前後関係や背景から、何種類もの訳し方の引き出しを持っているンだろうな~。