関東は今日も暑かったですね。。。

 ニンテンドー2DSと、パナソニック スマホ開発中止の発表が、ほぼ同時にニュースリリースされました。
この二つは、それぞれのメーカーがモノづくりにおいて正反対の決定を下した結果ではないかと思うのです。

 2DSのスタイルについては、好意的でない意見の方が多いような気がします。私も初めて見た時は虚構新聞のネタかと思ったものですが、どうやら事実との事で、かなり驚きました
((((((ノ゚⊿゚)ノ
 
 ここで考えて みたいのですが、このデザインの意思決定にあたって市場に受け入れられるよう、「広くユーザーの意見を聞いて」いたら、果たしてこのような製品が出来ていたでしょうか?
 
 工業製品のデザイン(設計)にあたってVE(Value Engineering)という手法があります。機能を落とさずにコストを削るという目的に特化して、先入観や思い込み を捨てデザインを変えていきます(これは厳密なVEの定義とは異なり、私の解釈ですので…)。
2DSは正にこの目的の為に作り変えられた製品だと、強く感じます。
 
 ネットで見た消費者側の意見で一番多かった「畳めない」という否定意見も、ゲームプレイそのものには支障はないはず(従来品もプレイ時は開いて使うわけですから…)という考えのもと、大胆に削除されたのでしょう。

 逆に、顧客の意見を聞いて作られた製品は、それなりの完成度かもしれませんが、当然ながらそこにサプライズはありません。
 
 任天堂はファミコンを世に出し、それ以降もイノベーションを期待され続けた企業です。以前ほどではないかもしれませんが、その体質は今でも健在なのでしょう。ヒットするかどうかは私には判りませんが、このリリースを決定した任天堂のエグゼクティブに経緯を表します。

 今の日本企業は元気が無いと言われていますが、足りないのはこの「決める力」ではないでしょうか?「決める力」が「イノベーション力」となり、市場を制する「勝ち組」へのパスポートとなるのではないでしょうか??

 人の後ろを歩いていたら、決して目立つ事はありません。
報道されなければ、撤退したことにも気付かないような、そんな製品を作るのは、エンジニアとしてひどく寂しいことのように思われるのでした…。