結構怖い体験談 | 解脱

結構怖い体験談

 昨日新宿にいたんですがちょっと不気味な事が。俺は友人と二人で新宿の裏通りを歩いていたんですが、そこらの通りはなんか墓地があるんですね。俺達は「おー墓地だ」位にしか思わんで、ただブラブラしていただけなんですが、急に友人の様子がおかしくなり、テンションマックスに。赤い工事現場の三角コーンを爆笑しながら頭にかぶりはじめそこら中に蹴りを入れ始めたわけです。まあ俺もかなり鈍い方なんで、バカやってんなあ、位にしか思わなかったんですが、急に近くのバーに入り、酒を要求し始めます。俺はやれやれ、一杯だけ、とバーのマスターに言って飲み始めたんですが、連れはビールを一気飲み後、空き缶をカウンターに投げつけます。店の主人はそこまでは笑って許していたんですが、連れが更に酒を要求するとさすがに危ないと思ったのか「金を払ってからじゃないないと飲まさない」と強硬姿勢に。連れは悪態をつきながら金を払い出て行きます。俺は奴の代わりにただひたすら店の人に謝り続け(なぜ俺が)、店を出ると(店の人はメッチャいい人でした)、なんと驚いた事に奴は人様のバイクからぶら下がりおるメットを窃盗しようと必死でした。とめても一向に止めないので仕方なくヘッドロックをかまし頚動脈を締め付け、何とか止めさせます。しかし奴の奇行はその後もとまらず、罵詈雑言を撒き散らしながらそこら中を徘徊。俺は止めようと必死でしたが、挙句、スタジオに舞い戻り、止めてあったバイクのエンジンを急にふかし、騒音を立てまくる。するとそこが丁度、道を極めたの人の家の前だったんで、さすがにキレられ。いや、一般人でも普通はキレます。奴はおっちゃんに向かって中指を立て、挑発します。おっちゃんはガキー!さっさとうせやガレー!と二階から怒鳴ります。そして、ついに手に負えなくなった俺はひたすら頭をおっちゃんに下げながら(なぜ俺が)離脱、見物に来ていたおばちゃんと世間話をしながら遠巻きに様子を見守ります。すると奴は俺の所に戻って来て脅えたような顔をして俺を見るのです。おれは「エンジンを切ってから来い」とだけ言い、放置。すると奴はそのままバイクで走り去りました。時刻にして午前二時半。電車などありません。災難だな、と、とりあえずマックでも行こうかと歩き始めると、先程の極風なおっちゃんが「お前はあいつのなんなんだ!」と俺に絡んでくるのです。俺はシマッタまずったと思いましたが、おっちゃんの気持ちも痛いほど分かったので、「バンド練習で来ていてその後酒を飲んだんで飲酒運転をしちゃマズいと鍵を預かっといたんですが、手に負えなくなったんで鍵返したらああなりました。」と説明したら、今度はバイクを止めてあったスタジオに対するクレームを「毎日こんな調子だぞ!てめえ関係者か!?商売できなくすんぞ!」と俺に言ってくるんで、「俺は関係者じゃありませんが、毎日こんな調子なんだったら文句を言うべきです。」と言い、ひたすら責任逃れを計ります。というか俺はいい迷惑です。運よくその人は話が分かる人だったんで、納得され、帰って行きましたが、彼にとってもいい迷惑でした。最悪です。もし俺が彼の立場だったらマイナスドライバーもってストリートファイトするかもしれません。結局、どんな世界でも辛抱強い者が尊敬されるのでしょうか。そしてその後無事に帰れたんですが、地元に着いたら、チャリンコが見事に撤去されていました。俺は、付き合う友人をこれからは選ぶべきだという結論に達し、昨日購入した「曖昧ネットだーりん」を聞きながら眠りに落ちていった。終わり。

 しかし今思えば、奴は、墓地を通った時に亡霊に取り付かれたから急に人格が変わってしまったのかもしれない、と今さらになって思います。そんなの迷惑掛ける理由になりませんが。